GPS+6LEDの心拍センサー付き「Polar M600」のレビュー

投稿日時 1月 2nd, 2017 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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Polar が昨年 12 月に発売した同社初の Android Wear を搭載した GPS スポーツウォッチ「Polar M600」のレビューをお届けします。

スポーツやフィットネス用の心拍センサーで Polar は超有名な企業です。おおらく、競技レベルでサイクリングやランニングに取り組んでいる方なら、そのほとんどは Polar をご存知のことだと思います。

私は SUUNTO 派なので、これまで Polar 製品に触れたことがありませんでしたが、Polar から本格 Android Wear スポーツウォッチが出たということで発売前からかなり注目していました。

Polar M600 は Android Wear の中でも、Sony Mobile の SmartWatch 3 や Moto 360 Sport と同じジャンルの製品です。基本的には他社の Android Wear と同様に、ウォッチフェイスをアレンジしたり、スマートフォンとの連携機能やアプリを利用します。

それプラス、Polar M600 ではスポーツに適した筐体設計を採用しているので、スポーツやフィットネス時にも使いやすく、既存の GPS スポーツウォッチ並みのデータを取得できるようになっています。

同梱品は M600 本体と専用コネクタの充電用 USB ケーブル、取説などの書類のみ。






Polar M600 のデザインは SmartWatch 3 に近いデザインを採用しています。本体を滑らかな質感のシリコン素材でできたリストバンド + ケースが液晶部分を覆っており、リストバンドを交換することでカラーリングをカスタマイズできます。




リストバンドは非常に柔軟で、手首に巻いてもほとんど違和感を感じません。また、バンド部分は比較的薄いので、付けたまま PC 操作をしても左手がゴワゴワする感じもありませんでした。この点は薄型バンドの CASIO WSD-F10 よりも優れていました。私の手首サイズでも穴は余っているので、より細い女性の手首にも十分対応できると思います。




数キロも走ると汗で M600 がビッショリになりますが、M600 は IPX8 の防水に対応しているので、発汗程度の水濡れでは壊れません。IPX8 なので丸洗いしても問題ないでしょう。

M600 は 500mAh という比較的大容量のバッテリーを搭載していることもあり、本体は分厚いものの、全体的に細身なので、SmartWatch 3 よりもスリムに見えます。




外観はフォーマルなファッションにはあまり適していません。製品ターゲットを考慮すると、これは仕方ないことだと言えます。逆に、カジュアルウェアやスポーツウェアにはけっこうマッチするかと。



Polar M600 のディスプレイは 1.3 インチ 240 x 250 ピクセルのスクエア型です。次の写真をご覧の通り、SmartWatch 3 に比べて小さく、個人的には Android Wear の設定メニューやアプリの通知などがかなり小さくて見づらい印象を受けました。スポーツアプリ(Polar Flow)の表示は各要素が大きく表示されるので普通に見えますが、Android Wear としては少しマイナスです。




逆に良い点の一つを挙げると、Polar M600 の電源ボタンは本体の左下にあるので、親指で電源ボタンを押せます。これは、ランニング中に画面を ON にしやすく、快適に操作できます。




Polar M600 の中央下には Polar ボタンと呼ばれる丸型の物理ボタンがあります。これは、Polar M600 におけるトレーニングメニュー(Polor Flow)を起動したり、ラップ(筋トレのセット)を取得するのに用います。トレーニングメニューは「Polar Flow」が提供いており、ランニング、サイクリング、筋トレ、屋内・屋外スポーツのログ取りを実行できます。




Polar Flow の特徴は心拍数の計測に 6 つの LED を使用しているところです。背面に 6 つの LED が備わっており、脈拍から心拍数を計測するのですが、6 つの LED のおかげで手首の広範な部分で計測を行うことが可能になっており、他の心拍センサー付きスマートウォッチよりも短時間で心拍数が表示されます。さらに、心拍数の乱れが少なく、安定して記録できます。




このメニューの中では日々のアクティビティの概要も確認できます。




データの詳細を確認するにはスマートフォンアプリを起動します。アクティビティは基本的にトータルの時間や数値しか表示されないので、JAWBONE UP で睡眠を時系列に分析するようなことはできません。




屋外におけるディスプレイの視認性はかなり良好でした。モノクロ液晶ではないので一般の GPS スポーツウォッチよりも見づらいのは確かなのですが、目の悪い私でさえも屋外ランで普通にデータを目視できました。これは、Polar Flow の UI 設計が優れているからという理由もあります。




Polar Flow の別のマイナス点はバイブレーターの振動が手首に伝わりにくいところです。振動の強度そのものはけっこう強めなのですが、設計が悪いのか、振動が腕に伝わりづらく、本体が振動した音を耳にして通知などに気付くということがほとんどでした。ここは改良すべき点です。

センサー類ではこのほか、GPS(GLONASS 対応)、加速度センサー、ジャイロスコープ、ライトセンサー、バイブレーターを搭載しています。自動的に輝度を調節することもできます。

Polar M600 の購入を検討している方の多くが気になっていることは、おそらく、「今使っているスポーツウォッチ以上の性能・機能なのかどうか」だと思います。

個人的には、今エントリーレベルの GPS スポーツウォッチを使っている場合なら Polar M600 に変えても不満は出ないと思います。しかし、機能や取得できるデータはハイエンドモデルには及ばないので、各社の上位モデルを使っている場合は、機能が制限される可能性がありますのでご注意ください。実際のランニングで色々と確認した結果はこちらの記事で紹介しています

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