年末までに1.5GHzデュアルコアSnapdragon「QSD8672」を搭載したAndroid端末がリリースされる?

投稿日時 8月 10th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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ComputerWorldの記事によると、Snapdragonでおなじみの米Qualcommは、同社最速の1.5GHz デュアルコア Snapdragon「QSD8672」を今年Q4から出荷することを明らかにしたそうです。

QSD8672は、最大1.5GHz駆動のCPUを二つシングルチップに搭載したもので、3Dグラフィックス性能の大幅な向上、WSXGA (1440 x 900)までのディスプレイをサポート、さらに1080pHDサイズの動画の撮影と再生、ノートPCやタブレット端末での利用も想定したHDMI、DDR2、DDR3メモリに対するインタフェースも搭載されています。

また、既に提供されている第二世代Snapdragon MSM8660の後継モデルにあたるもので、MSM8660と同様にHSPA+、CDMA2000 1X, 1xEV-DO Rel 0/A/B両方に対応したものだそうです。

CPUの動作クロックが1.5GHzとなり消費電力を気にする方もいらっしゃると思いますが、QSD8672自体電力管理性能を向上させたことと、新たに「個別電圧スケーリング」という機能が搭載されたことで、例えば低負荷時には片方のCPUを稼動させるという機能が搭載されているそうなので、予想していたほど低燃費なものではなさそうです。

Qualcommは、QSD8672の開発計画を2008年11月に発表し、2009年後半にはサンプル出荷を予定していたそうですが、今年6月時点では発表ではまだそういった発表が無かったところの発表だったので、当初の計画、予定からは大幅に遅れての出荷となるようです。

記事の中で、Qualcomm CDMA Technologies製品マネジメント担当副社長、マーク・フランケル氏は、このQSD8672を搭載した端末は2011年始め頃に発表されることが多いはずだが、気の早いベンダーは年末のクリスマス商戦に向けてこれを搭載した端末を発売するだろうということを述べられていたそうです。

つまり、年末までにQSD8672を搭載したAndroid端末が販売されるっていうことは非現実的なことではない、ということになりますね。

最近では、HTC/VerizonのGSM/CDMA両対応の端末の写真や、HTC Glacierという1.2GHz Snapdragonを搭載した端末の姿が見え隠れしていますが、それらは全て第二世代または第三世代のSnapdragonを搭載しているということになります。(もしそうだったら)

Via:ComputerWorld