Googleの電子書籍販売サービス「Google Editions」が年内に米国でスタート
WEBブラウザを使って書籍の検索や内容の一部電子データの閲覧、リンクされた販売サイトでの購入ができるGoogle Booksの拡張として米国では今年夏ごろから開始される予定だった「Google Editions」が、年内に米国内で開始されることが濃厚となりました。
WSJがGoogleプロダクトマネージメントディレクターであるScott Dougall氏の話として、米国では今年末までに、米国以外では2011年Q1以降サービスの提供を開始されることを伝えています。
また、Googleに近いとされる方の話から、サービス開始の遅れは技術的な問題と法的な問題によるものだったということが分かります。
7月の発表時に紹介されたGoogle Editionsの内容は次のような感じ。
Google EditonsはWEBブラウザを使って電子書籍を購読できる。専用アプリや機器は不要。WEBブラウザがあれば基本的にはどんな端末からでも利用できると言われています。
電子書籍は、Googleが提供する専用WEBサイト、Google Editionsに電子書籍を出品している出版社、Googleと提携した電子書籍サイトなどで購入できるそうです。また、個人での出品もOKだそうだ。
Google Editionsで販売された電子書籍の売り上げは、Googleと著作権者・出版社との間で折半されるそうですが、割合的には後者の取り分の方が多くなると言われています。
購入した電子書籍はePub形式のファイルとしてダウンロードできるようになるらしく、ePub形式に対応した電子書籍端末やアプリ(AndroidだとAldikoなど)を使って読むことができるという。ただし、WEBブラウザで電子書籍を読んでいる間はコピーや印刷が出来ないようになるらしい。ePub形式のファイルにもDRM保護をかけるかどうかは検討中とのこと。
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