Huawei、Kirin 930で自主開発のCPUコア「Cortex-A53e」を採用
Huawei が傘下の Hisilicon 製モバイルプロセッサの最新版「Kirin 930」で Cortex-A53e という CPU コアを自主開発したという話が中国で伝えられています。中国のマイクロブログサイト Weibo に Huawei が作成したスライド資料が流出しました。
Huawei は自社のスマートフォン・タブレットの多くで Hisilicon 製のプロセッサを採用しており、今回の「Kirin 930」は Hisilicon の最新 SoC になります。
Kirin 930 は MediaPad X2 に搭載される SoC として最近発表されました。しかし、同社は製品発表の際に Kirin 930 を「64bit 対応の オクタコアプロセッサ」としか説目しておらず、これまでその中身は不明でした。
64bit に対応した最近の ARM 系 オクタコアプロセッサは Cortex-A57 × 4 + Cortex-A53 × 4、または、Cortex-A53 × 8 の構成を採用しているので、Kirin 930 もこのどちらかになると見られていましたが、実際には Cortex-A53e というカスタムバージョンを開発し、Cortex-A53e × 4 + Cortex-A53 x 4 という CPU 構成にしているようです。
Huawei は Kirin 930 で高性能型コアとなる Cortex-A57 を採用しなかったわけですが、Cortex-A53eでは 2.0GHz 以上のクロック数での動画を可能にしており、消費電力の低い CPU コアながらも、性能を高めています。
Source: MyDrivers
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