DJIの「Mavic 2 Pro」と「Mavic 2 Zoom」が正式発表
DJI は 8 月 23 日、DJI ドローンファンが待ち焦がれていた Mavic Pro の後継モデルとなる「Mavic 2 Pro」および「Mavic 2 Zoom」を発表しました。DJI ストアでは既に販売中です。標準モデルの価格は、Mavic 2 Pro が 189,000 円、Mavic 2 Zoom が 162,000 円(どちらも税込み)です。また、2 つのインテリジェントフライトバッテリーや低ノイズプロペラ、ショルダーバッグ等のアクセサリーをまとめた「Fly more キット」が 39,000 円で別売されています。
Mavic 2 Pro と Mavic 2 Zoom は Mavic 2 と呼ぶことにします。両モデルの大きな違いはカメラスペックです。
Mavic 2 Pro のカメラは老舗カメラブランド「Hasselblad」の映像品質を提供するプログレードのカメラで、イメージセンサーは 1 インチ 2,000 万画素に拡大し、レンズも絞りを調節(F2.8 – F11)できるようになりました。また、10bit の HDR 動画を撮影したり、カラープロファイルには HDR 風の 10-bit Dlog-M が追加されました。
一方、Mavic 2 Zoom のカメラは 1/2.3 インチ 1,200 万画素に下げられていますが、光学 2 倍(24 – 48mm)・ロスレス 4 倍デジタルズームに対応しました。上空でも被写体を大きく撮影したり、ドリーズーム等のカメラワークも可能です。また、4,800 万画素の超解像度撮影にも対応しています。
画質に拘るのなら Mavic 2 Pro を選択すべきでしょうが、価格を重視し、撮影技法に拘るのなら Mavic 2 Zoom が良いかなと。私だったらズーム機能で色々遊ぼうと思うので Mavic 2 Zoom を選択すると思います。
Mavic 2 はどちらも約 31 分のフライト時間を実現しており、OcuSync 2.0 への対応によって FPV ビデオの伝送距離は最大 8km(1080p)に延びました。3,850mAh のインテリジェントフライトバッテリーは専用アダプタ(パワーバンクアダプタ)を使用することで、Type-C コネクタ 2 つのモバイルバッテリーとして使用できるなど、スマホフレンドリーな機能も追加されています。
新機能はかなり豊富ですが、その中でも注目なのが「アクティブトラック 2.0」を搭載している点です。アクティブトラック 2.0 では、前方ビジョンセンサーが被写体周辺の 3D マップを作り、リアルタイムに更新します。これにより、被写体の検出や追尾の精度が向上し、被写体の移動を予測できるため、被写体が壁や木々に隠れた時でも移動経路を予測して追尾を継続します。また、自動車や船舶といった高速に移動する被写体でも移動予測機能が良く働き高速スピードで追尾します。他にも、アクティブトラック中でも障害物検知が可能になりました。
また、Mavic 2 は全方向(前後、上下、左右)の障害物検知に対応し(左右はアクティブトラック時とトライポッドモード時のみ有効)、Mavic Air の APAS モードも追加されたため、前方と後方は能動的に障害物を回避します。
上記以外の機能としては、ハイパーラプス、パイパーライト(低照度時の写真からノイズを除去するモード)、4 種類のパノラマモード、H.265 コーデックのサポート、拡張 HDR 写真(HDR 写真を自然な雰囲気に補正する)、クイックショットのアステロイドとブーメラン、POI 2.0 等があります。
Source : DJI ストア
関連記事
週間ランキング
None Found