Google、Android 14でアプリ固有のアクションを実装できるよう共有メニューを更新

投稿日時 3月 31st, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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使用中のアプリから別のアプリへ画像やリンクなどのデータを共有するときには Android の機能である共有メニューを使用します。現行の Android では、共有メニューにはアプリと連絡先の一覧が表示されますが、Google は Android 14 でこの共有メニューに「アプリアクション用の行」を追加する方針のようです。

このことは Android 14 DP2 のリリースに合わせて公開された技術ドキュメントより判明したことで、実際に Android 14 DP2 上で動作することが確認されています。

アプリアクションの行とは、アプリの開発者が独自に定義したアプリのアクションをシステム共有メニューに表示する場所です。例えば、次の Tasker アプリの例だと、Android 14 で導入された新機能を利用して定義されたカスタムアクションが共有メニューの上部にタイル形式のボタンで表示されます。テストでは、7 個のアクションを配置することができ、1 ページに収まらない場合は水平方向へスクロールして表示を切り替えることもできます。

現在、Chrome や Instagram などの一部のアプには、共有メニューに独自の機能ボタンが割り当てられています(スクショ撮影やリンクの QR コード化など)。今回のニュースは、こうした機能ボタンが Android 14 から標準でサポートされ、アプリの開発者は、Android の標準 API を利用するだけで同様の機能を実装できることを意味します。

どのような操作を行えるのかはアプリの実装次第となりますが、Android 14 からはデータをアプリまたは連絡先と共有する以外にも様々な処理を行うことが可能になり、共有メニューでの生産性が向上します。

今回の変更を発見した Android の専門家 Mishaal Rahman 氏によると、現在わかっているだけでも Google は Android 14 DP2 で大きく 5 つの変更を加えているとのこと。今回紹介したのはそのうちの一つです。

Source : Esper