国内で発売される「HTC Desire EYE」ってどんなスマートフォン? 実機を使って特徴を紹介
HTC が国内で 10 月中旬に発売する SIM ロックフリースマートフォンの第一弾の中でもハイスペックな機種として「HTC Desire EYE」が注目されていると思いますが、これがどんなスマートフォンなのかを実機を使って紹介したいと思います(記事で使っているのは海外モデル M910X です。国内版とはソフトウェアや対応周波数などが異なります)。
実のところ、Desire EYE は昨年冬に発売された 2014 年モデルです。スペックは最新ではありませんが、当時は最上位機種と肩を並べるほどの内容で、今でもメインマシンとして十分通用します。
また、国内版では OS バージョンが Android 5.1.1 に、Sense バージョンが Sense 7 と海外モデルよりも新しいものを搭載しています。なので、海外モデルとは既に機能に違いがあります。
Desire EYE は、5.2 インチ 1,920 × 1,080 ピクセルの IPS 液晶ディスプレイや Snapdragon 801 2.3GHz クアッドコアプロセッサ(MSM8974)を搭載した、サイズ感や性能など様々な意味を含めてバランスの取れたスマートフォンです。
特徴は、HTC らしからぬポップなデザイン、フロントカメラにリアと同じ 1,300 万画素カメラ + デュアル LED フラッシュを搭載したところ、高性能カメラ & 充実の自撮り機能でしょうか。
ほかにも、画像では分かりづらいのですが、ディスプレイの上下端付近にスピーカーを内蔵しており、音をステレオで再生できます。
このほか、2GB RAM、16GB ROM(Micro SD 最大 128GB)、背面に 1,300 万画素カメラ(裏面照射型 CMOS、F/2.0・28mm レンズ)、2,400mAh バッテリーを搭載。ワイヤレス通信機能は Wi-Fi a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth v4.1(apt-x 対応)、DLNA、NFC などに対応しています。
個人的に最も推したい点は、ディスプレイと持ちやすさのバランスが良いところです。ディスプレイは 5.2 インチと比較的大きめなのですが(今となっては平均的かも)、丸みを帯びた形状のフレームが何とも良いフィット感で、片手での操作がしやすいと感じています。また、全体的にプラスチック素材が使用されているので軽量です。
HTC スマートフォンは屋外での視認性が良いのも特徴です.Desire EYE もその特徴を受け継いでおり、昼間に屋外で使っていても見づらいと思う場面はほとんどありませんでした。
Desire EYE は 2014 年モデルなので、最新機種とは言えませんが、性能に関するスペックは当時でハイエンドに属するものだったので、今でも満足できるレベルです。しかし、HTC One M9 シリーズに比べれば違いを感じます。性能が第一という方は少しイラッとしてしまうかも。
Desire EYE の特徴であるカメラについては、今でも満足できるレベルです。特に前面のカメラはオートフォーカスや顔認識、HDR 撮影、フル HD 撮影、フラッシュ点灯に対応するほか、EYE Experience の機能も利用できるので楽しめると思います。また、HTC スマートフォンでは珍しくカメラシャッターを備えているのですが、Xperia とは違ってかなり硬いことから、シャッターを切ろうと強く押しこむとブレてしまいそうです。
当然、Desire EYE は良いところばかりではありません。バッテリー容量が 2,400mAh ほどなので、意外と早くバッテリーが減ってしまうほか、タッチバイブレーションの強度が思ったよりも弱たったので、強さを求める方にとっては違和感が出てくるかもしれません。総じて 50,000 円はある意味妥当なところだと思います。
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