3.5~6インチまでのスマートフォンに対応したVRヘッドセット「Soundsoul VR ヘッドセット」のレビュー
オーディオブランドの SoundPEATS が最近発売した初のスマートフォン用 VR ヘッドセット「Soundsoul VR ヘッドセット」を入手しました。バーチャルリアリティの普及に伴い増えてきた安価な VR ヘッドセット。その一つである本製品がどれほど使えるのかを紹介します。
「SoundSOUL VR ヘッドセット」はスマートフォンを収納して画面越しに表示される 3D 映像を楽しむ一般的な VR ヘッドセットです。プラスチック素材のボディとヘッドバンド付きの製品ということもあり、価格は 3,199 円とダンボールなどの紙製ボディを備えた VR ヘッドセットよりは高価です。
また、本体上にはスマートフォンホルダーの幅や焦点距離、レンズ幅を調節する仕組みを備えており、3.5 ~ 6 インチまでのスマートフォンを収納できます。
私がこの VR ヘッドセットで注目したのは、無名メーカーの VR ヘッドセットがまともなのか、私は普段メガネを着用しているので、メガネ着用者でも使えるのか、という点です。
「SoundSOUL VR ヘッドセット」の外観は Samsung の Gear VR に似ています。意外としっかりとした作りで、どこかがすぐに破損する感じではありませんでした。また、ヘッドバンドはチープなように見えますが、側頭部と後頭部のジョイントが縫い合わせられているなど、意外と完成度は高いようでした。
スマートフォン本体は前面のカバーを外すと現れるスマートフォンホルダーに取り付け、カバーを閉めます。カバーはマグネット式なので、開閉がしやすい一方、不意に外れることはほとんどありませんでした。
スマートフォンホルダーは左右に可動します。なので、端末の大きさによらず収納部分にフィットします。また、アームはゴム製なので、端末にキズが付くこともありません。
この記事では、5.5 インチの Xperia Z5 Premium をスマートフォンとして利用しています。
「SoundSOUL VR ヘッドセット」は Cardboard 認定製品ではありません。そのため、Cardboard のコンパニオンアプリとのペアリングはできませんが、Google Play ストアの VR アプリを幅広く利用できます。例えば YouTube アプリなら VR 動画をスマートフォン側で再生して VR ヘッドセットに装着し、他の動画でも Cardboard モードを有効にすると、シアタービューで視聴できます。この点は他のスマートフォン用の VR ヘッドセットと同じです。
「SoundSOUL VR ヘッドセット」にはタッチする仕組みがありません。なので、Mattel View-Master のように VR ヘッドセット利用中に画面をタッチすることはできません。もし、操作したい場合はワイヤレスマウスを繋ぎます。
冒頭でも触れましたが、私はメガネをしています。そこでメガネをしたまま「SoundSOUL VR ヘッドセット」を装着しようとしたところ、やはり額や鼻に接地する部分が小さくで収まり切れませんでした。
しかし、「SoundSOUL VR ヘッドセット」では、本体のダイヤルを回すだけで、スマートフォン収納部分が稼働し、焦点距離を調節できます。なので、裸眼の状態で装着してもある程度までならピントを調節できます。私の視力は左 0.3 / 右 0.1 ほどですが、そんな私でも動画の字幕が読めるほど調節できたので、多くのメガネユーザーさんでもそこそこまともに使えると思います。
Source : Amazon.co.jp
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