スマートフォンを収納して使う簡易型VRヘッドセット「ハコスコDX2」のレビュー
スマートフォンを収納して使用する簡易型 VR ヘッドセット「ハコスコ DX2 VR」を入手したので、この製品のレビューをお届けします。
ハコスコはダンボール紙で出来た Cardboard 風の VR ヘッドセットが有名ですが、今回の「ハコスコ DX2」はプラスチック製のボディを採用しており、ヘッドバンドも付属する上位の製品です。ヨドバシでは 6,450 円で販売されています。
ハコスコ DX2 の良い点。基本的には他のプラスチックボディ製 VR ヘッドセットと変わりませんが、他の同型製品に比べて装着感が良く、長時間の使用に適しています。
顔に接する部分をご覧になると分かると思いますが、クッションに密閉型ヘッドホンで見られるような弾力性があって手触りも良い素材が使用されています。また、ヘッドバンドの首筋あたりにも大きめのクッションが敷かれており、装着してもどこも痛くならないのが一番の売りです。安心して使用できます。ただ、タッチボタンがないので、例えば YouTube で前後の動画に切り替えたり、シークバーを操作することはできません。
映像の見え方。ハコスコ DX2 にはレンズ幅とピントの調節機能があります。眼鏡との併用はできませんでいたが、裸眼でもある程度ならピンとを合わせることができます。レンズ幅は問題ありませんでしたが、私の裸眼視力が悪いためか、ピントはハコスコ DX2 であっても動画の字幕をスラスラと読めるほど正確に合わせることはできませんでした。
対応スマートフォン。ハコスコ DX2 は 4.7 ~ 6 インチ画面のスマートフォンに対応しています。スマートフォンを固定するホルダーはバネで開閉する仕組みなので、アタッチメントは不要ですが、実際に試してみると、5.7 インチまでが限界でした。6 インチ端末も装着するとは可能ですが、ホルダーが窮屈になるので、勝手に電源ボタンやボリュームボタンが押されてしまうことが多発します。
これまで様々な簡易型 VR ヘッドセットを試してきましたが、ハコスコ DX2 はその中でも装着性はナンバーワンで、ピントが合うか合わないで言えば、眼鏡ユーザーでも OK な Gear VR の次に優秀な製品でした。
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