大手キャリアユーザーとMVNOユーザーとの間でスマートフォン使用料の月額平均には5,000円もの差が(MMD調査)
MMD 研究所が 3 月 16 日に公開した「2017 年携帯電話の利用料金に関する調査」によると、1 ヶ月のスマートフォン使用料の平均額において、大手キャリアと MVNO ユーザーとの間に約 5,000 円もの差があることが分かりました。
調査は大手キャリア 3 社(ドコモ、SBM、KDDI)のスマートフォンユーザー、MVNO サービスのスマートフォンユーザー、フィーチャーフォンユーザーの男女 971 人を対象にインターネットアンケートにて実施されました。
それによると、現在の平均月額使用料は、大手キャリアユーザーが 7,876 円、MVNO ユーザーが 2,957 円、フィーチャーフォンユーザーが 3,071 円です。
大手キャリアユーザーと MVNO ユーザーの平均額には 4,919 円もの開きがありますが、大手キャリアユーザーにおいては、キャリアサービスやキャリア決済などの通話・データ通信以外の使用料の割合も高いので、単純に比較することはできません。しかし、純粋な通話・データ通信だけを比較した場合、MVNO にすると安価に済ませることが可能だと言えそうです。
別の興味深い調査データとしては、スマートフォン本体に支払っている金額の平均額は 59,312 円であるものの、スマートフォンに支払っても良いと思う平均額は半分以下の 24,984 円だったことです。
また、長年、大手キャリアの携帯料金は高いと言われていますが、MMD の調査結果によると、大手キャリアユーザーの中で「とても高い」または「どちらかといえば高い」と回答した「高い」と思う人は全体の 86.5% でほとんどの人が今だに高いと感じていることが分かりました。
そこで、大手キャリアユーザーに適正だと思う月額料金を質問したところ平均額は月額 4,117 円でした。この金額でもまだ現在支払っている平均額との間には 2,000 以上もの差があるので、料金の値下げを求める声を今後も止まないと見られます。一方、MVNO ユーザーの中で最も多かった回答は「妥当だと思う」の 31.7% でした。
Source:MMD 研究所
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