Xperia向けAndroid 8.0 Oreoファームウェアの中身を紹介
Google Pixel / Nexus 以外で初めて Android 8.0 Oreo を標準搭載した Xperia XZ1 Compact の中身をスクリーンショットを用いながら紹介します。
端末をざっと見てますと、Sony Mobile の Android Oreo は Android Nougat からほとんど変わっておらず、正直言って、「どう変わったの?」というのが第一印象でした。
しかし、Android Oreo で再編されたシステム設定メニューは Xperia XZ1 Compact にも反映されており、また、通知パネルやクイック設定メニューも Oreo 化するなど、細々とした部分は変わっています。それでも、数年も大きな変化のない Xperia のファームウェアは Android Oreo でもほぼそのままです。
ホームアプリは Android Nougat に導入されたアプリショートカットに対応し、ショートカットからアプリの削除やアプリページの表示、アプリの無効化が可能になっています。また、Android Oreo の Adaptive アイコンもサポートしていますが、Xperia ホームが未対応なので実際に利用することはできません。
大した変更ではありませんが、ナビゲーションバーのアイコンデザインが Pixel スタイルに変わりました。
大きく変わった部分の一つは通知パネル周りです。Android Oreo の通知チャンネルに対応し、対応アプリに限り通知するアイテムをカテゴリ別に設定できます(スクショは Gmail の場合)、また、設定メニューのギアアイコンやタイルの編集ボタンは下部の方に移動しました。
アプリドロワー、アプリ起動履歴、電源メニューは変化無し。
Android Oreo はピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)に対応しており、Xperia XZ1 Compact でも利用できます。また、Android Nougat に導入されたマルチウィンドウモードは、Android Oreo になってホーム画面上部の小さな枠で継続表示することができます。
プリインストールアプリは Nougat 世代からほとんど変わっていませんが、ごく一部のアプリはアプリショートカットに対応し、また、リアルタイムの 3D スキャンアプリ「3D クリエイター」が追加されています。違いはこれくらいなものです。
「3D クリエイター」とは、スマートフォンのカメラで人の顔や頭全体、お料理、フィギュアなどの様々なオブジェクトを 3D モデル化するアプリです。オブジェクトの周りを Photo Sphere のようにぐるりと移動しながら撮影すると 3D モデル化できます。
カメラアプリのデザインや機能は Xperia XZs / XZ Premium とほぼ同じですが、
新たに「タッチ追尾フォーカス」が追加され、画面をタッチした部分にフォーカスが固定されるようになりました。
Android のシステム設定メニューはリニューアルしています。トップの階層はカテゴリに集約されたので、上下へのスクロール量が大幅に削減されました。それに伴い、多くの機能やメニューは、Android Nougat から場所が変わっているので、購入して間もない頃は確認が必要になってきます。それでも基本的に Android Nougat のメニューは Android Oreo にも引き継がれています。
Xperia の機能の中でも便利な「アシスト」メニューは Android Oreo にもあります。機能面も Android Nougat から変わっていないようです。
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