XiaomiのAndroid Oneスマホ「Mi A1」のレビュー
Xiaomi が初めて作ったした Androjd One ブランドの新型スマートフォン「Mi A1」のレビューをお送りします。
Mi A1 は MIUI を搭載した通常の Xiaomi スマートフォンとは異なり、Android の標準仕様に限りなく近いファームウェアを搭載したミッドレンジクラスの機種です。Android One ブランドは Gogole がアップデートを配信し、一定期間のアップデートも約束しています。Nexus 全盛期の頃に発売されたなら、Mi A1 は間違いなく Xiaomi 版 Nexus と呼ばれることでしょう。
Mi A1 は様々な意味を込め、良い意味で “普通のスマートフォン” です。ミッドレンジクラスのスマートフォンで標準的なスペックを持ち、外観は iPhone っぽい感じです。何よりも価格が 3 万円ほどと手頃で、もし国内で発売されたならそこそこ売れると思います。
Mi A1 の特徴と言えるのは Android One で最初にデュアルカメラを取り入れた点です。Moto X4 の Android One モデルもデュアルカメラを搭載していますが、市販されているのは Mi A1 だけ。
Mi A1 の主要スペックを紹介します。5.5 インチ 1,920 x 1,080 ピクセルの IPS 液晶、Snapdragon 625 オクタコアプロセッサ、4GB RAM、64GB ROM、背面に 1,200 万画素 + 1,200 万画素のデュアルカメラ、3,080mAh バッテリー、USB Type-C コネクタ、指紋リーダーを搭載しています。
本記事で紹介している Mi A1 は台湾モデルで、カラバリはゴールドです。背面がソフトゴールドのようにほんわかとした黄金色で、高級感を醸し出しています。
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Mi A1 のデザイン
Mi A1 は MIUI を搭載した Mi 5X をベースに作られており、外装は Xiaomi スマートフォンの定番デザインです。アルミニウム合金を削りだして作ったユニボディと 2.5D 仕様のガラスパネルが基本構造となっています。丸みを帯びたバックカバーは手によく馴染み、片手での端末操作も違和感なく行えます。持った感じは Redmi Note シリーズにも似ていると言えるでしょう。
背面のデュアルカメラは iPhone 7 Plus のようなデザインで、本体から若干突出しています。その下にはタッチ式の指紋リーダーがあります。
USB コネクタは Type-C で、左側に 3.5mm オーディオジャックがあります。スピーカーは下部にあります。
カードスロットは側面にあり、片方の SIM トレイは Micro SD トレイと兼用です。つまり、デュアル SIM 時に Micro SD カードは使用できません。
ディスプレイは 5.5 インチのフル HD 液晶です。OLED ではないため表示色には若干の色褪せ感があるものの、屋外での視認性は良好でした。ちなみに、Mi A1 の操作ボタンはタッチセンサー式で、「戻る」と「アプリ履歴」は逆についています。MUIU にはあるボタン配置を変更する機能は Mi A1 にはありません。
MI A1 のソフトウェア
Mi A1 は Android 7.1.2 Nougat を搭載しており、年末には Android One で最初に Android 8.0 Oreo へとバージョンアップする予定です(Xiaomi が明言しています)。
基本的には Neuxs 仕様なので、外観はシンプル、動作は軽快です。プリインストールアプリも少なく、何も入っていない端末が欲しいという方にはおすすめできる一台です。
Xiaomi 独自の機能として、電源の ON / OFF を自動化する「Scheduled power on and off」と後述するカメラアプリが挙げられます。
Mi A1 のカメラ
Mi A1 のカメラアプリは MIUI で見られるものと同じです。iOS っぽいデザインのカメラアプリでは、ポートレート撮影、HDR 撮影、透かし入り撮影、ミニチュア撮影、高感度撮影、水平器撮影など、多彩な機能を備えています。しかし、光学ズームの機能は無くカメラはただ
Mi A1 のパフォーマンス
Mi A1 はあくまでもミッドレンジモデルなので、性能重視の方にとって満足するスペックではありませんが、Nexus 仕様だからなのか、アプリの起動はかなり高速で、UI の動きも滑らか。4GB RAM の影響もあって 3D グラフィックスを多用するゲームをプレイしてもスローダウンすることはほとんどありませんでした。体感的には “中の上” といった性能です。
参考までに Antutu のスコアは 62,000 点台でした。これは ZenFone 3 ZE552KL と互角なものだと言えます。
Mi A1 のバッテリー持ち
Mi A1 のバッテリー容量は 3,080mAh と 5.5 インチスマートフォンの中では平均的です。これならある程度使用できる時間を予想することできますが、実際に使ってみると予想以上に長持ちで意表を突かれた印象でした。
次の写真によると、11 時間使用した時点でバッテリーの残量は 21% 分です。この間の画面点灯時間は 6 時間 1 分だったので積極的に使ったことは明白。それなのに、この使用時間は驚異的だと言えます。グラフを見てもわかるようにバッテリーは逐次減っているので長時間放置したということもありません。
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