Xiaomiの4K対応Android TV「Mi Box」のレビュー
Xiaomi が米国で $69(約 7,800 円)という衝撃の安さで発売した Android TV「Mi Box」を入手したので、早速レビューをお届けします。
Mi Box は国内でも発売された「Nexus Player」と同じセットトップボックスタイプの Android TV デバイスで、テレビやモニタに HDMI ケーブルで接続して使用します。テレビやモニタをスマートテレビとして利用できる製品です。
Mi Box は単に安いだけが特徴なのではなく、この価格で 4K 映像の再生や HDR 映像の再生に対応しているのです。Nexus Player よりも映像を高画質で視聴できるポテンシャルを持っています。しかし、テレビやモニタ側も 4K や HDR に対応する必要がありますので、どのディスプレイ装置でも 4K や HDR の映像を楽しめるわけではありません。
Mi Box では、4K @ 60fps と HDR の映像出力のほか、Dolby Digital Plus や DTS サウンドのパススルーモードにも対応しています。。
また、CPU は ARM Cortex-A53 @ 2.0GHz クアッドコアで、GPU は ARM Mali-450 です。メモリは 2GB RAM と 8GB ROM を搭載しています。外部端子は USB ポートや HDMI 2.0a、オーディオ出力を搭載しており、ワイヤレス機能では、Wi-Fi a/b/g/n/ac と Bluetooth v4.0 に対応しています。
Mi Box の中身は Nexus Player と同じ素の Android TV という内容でした。そのため、デフォルトで日本語にも対応しており、Nexus Player と同じ感覚で使用できます。もちろん、Google Play ストアもプリインストールされており、YouTube や Google Play ムービーなどの Google アプリも利用できます。
Mi Box には Nexus Player と同様にスティックタイプのリモコンが同梱しています。これには Nexus Player のリモコンには無い電源ボタンとボリュームボタンが搭載されており、使用しない時のスリープ操作や音量の調節が可能です。テレビのリモコンを操作する必要がありません。
全体的に Nexus Player よりも高機能なので、Nexus Player からのアップグレード用におすすめできます。
しかし、上記のスペックから予想されるように、3D ゲームでは映像がカクついたり、ラグが発生しやすかったりと、満足できる性能ではありませんでした。ゲームを重視する方にはおすすめできません。ゲーム重視の方には SHIELD をおすすめします。
Mi Box では、UI やメディアの再生は非常にスムーズに行えたので(4K 動画も含む)、あくまでも動画視聴用ですね。パックマンやトランプゲームなどの負荷の少ないゲームなら普通にこなせたので、ライトなゲームまでならカバーできると思います。
Mi Box の筐体は Nexus Player と同じく円型を採用しており、Nexus Plyer より一回りコンパクトです。端子類は背面に集約されており、付属の HDMI ケーブルと電源コードを繋ぐと利用を開始できます。
やはり気になるのは 4K 動画の再生品質でしょうか。ちょうど手元に AQUOS 4K(2014 年モデル)があるので試してみました。正直なところ、フル HD と 4K の差は雰囲気としては「やっぱり」綺麗だなぁ~」と思ったものの、ハッキリと違いが分かるものではありませんでした。それでも、4K コンテンツの場合には「2160p」を選択できるので、4K を視聴したい方にとってはお手頃な Android TV になると思います。価格的には Chromecast Ultra と同じなので、どうせならアプリやゲームも使える Mi Box をおすすめします。
Source : モバイルゲーム
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