2017年も格安SIMの売れ行きは堅調に増加 9月までの販売数は昨年よりも35%多い
“格安スマホ” とも呼ばれる MVNO 事業者たちの SIM カードの 2017 年 1 ~ 9 月までの販売数が、昨年の同じ期間よりも 35% も増加したことが、GFK ジャパンによる市場調査で明らかとなりました。同社は 2017 年も販売は堅調に伸びそうだと予測しています。
これは家電量販店とインターネット通販で販売された MVNO の SIM カードの合計で、月ベースの販売数では大手キャリアの新プランが登場した夏頃にやや伸び悩んだものの、8 月と 9 月には再び伸びました。
格安 SIM には大きく分けて、データ専用 SIM と音声通話 SIM に分類できますが、GFK の調査によると、後払い式のポストペイド式で契約する人の中で、音声通話 SIM を選択する人は前年同期比 45% も増加し、それはデータ通信 SIM の販売数を上回ったそうです。
初期の格安 SIM はデータ通信だけという使われ方が主流でしたが、上記の調査結果を見ると、今では音声通話 SIM の方が主流のようです。メイン機を格安 SIM で運用する人が増えてきたと言えます。
格安 SIM への乗り換えを検討している人の多くは、今いったいどのくらいの人がキャリアから格安 SIM に乗り換えているのかを気にしていると思います。
GFK によると、約 8,600 人のスマホユーザーへのアンケートによって、全体の 6% が(アンケートを実施した時点までに)格安 SIM に乗り換えたことが分かりました。
また、スマートフォンからスマートフォンに切り替える際に、格安 SIM に乗り換える人よりも、フィーチャーフォンからスマートフォンに切り替える際に、格安 SIM に乗り換える人の割合のほうが高く(スマホ→スマホ 5%、フィーチャーフォン→スマホ 9%)、フィーチャーフォンユーザーのほうが活発に格安 SIN に乗り換えていることも分かりました。
Source : プレスリリース
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