コンパクトな「Google Home Mini」のレビュー
AI を活用した Google アシスタントを搭載するスマートスピーカー「Google Home Mini」を入手したのでレビューをお送りします。
Google Home Mini は、海外だと昨年の 10 月に発売された Google Home の小型版で、Google Home の機能をそのままに、筐体サイズを大幅に削減し、価格も半分程度にまで下げています。そのため、配置の自由度が向上し、買いやすくなりました。これで Google Home デバイスの普及がより一層拡大すると予想されます。
Google Home の価格は 14,000 円 + 税ですが、Google Home Mini は 6,000 円 + 税です。どちらを選ぶべきなのかで迷っている方に言えることは、Google Home の方がスピーカーの性能が良いので、音量や音質にこだわる場合は Google Home を選択することをおすすめします。
Google Home Mini の大きさは大きめのドーナッツと変わらない程度です。筐体サイズは 115.0 x 115.0 x 119.8mm で、質量は 453g。こちらの記事でも説明しましたが、Google Home Mini は Micro USB で電源を取る仕組みなので、モバイルバッテリーや PC の USB 電源でも駆動します。そのため、自宅だけではなく、外出先やお外、車の中でも簡単に使用できます。
Google Home Mini のセットアップは非常に簡単です。設置は電源を接続するだけ。後は、スマートフォンの「Google Home」アプリのセットアップウィザードに従い初期設定を完了させると、「OK, Google」または「ねぇ、Google」の音声コマンドで操作することが可能になります。
Google Home Mini で出来ることは Google アシスタントの利用と Bluetooth スピーカー機能です。本体のマイクスイッチを OFF にすると単純な Bluetooth スピーカーとして機能します。
Google アシスタントの機能は非常に多く、予定や天気、時間を聞いたり、ネットの情報を調べたり、Chromecast や Android TV にメディアを再生したり、他の IoT 機器を音声で操作することができます。
Google Home Mini は本体上部にタッチセンサーと LED ライトを搭載しており、左右をタップすると音量を調節できます。また、音量レベルや反応時には上部の LED が光ます。製品発表時、上部中央を長タップすると Google アシスタントが起動すると言われていますが、その後、バグが発見され商品版でも上部のタッチセンサーは無効にされています。
Googlge Home Mini のスピーカーは 360 度方向にバランス良く音を流すタイプのもので、部屋のどこに居ても同じような音質で音楽等を楽しめます。
冒頭でも説明したように、スピーカーの性能は明らかに Google Home より劣ります。普通に音楽を視聴する分には十分な音質ですが、低音の響きが弱いため、音に臨場感がなく若干物足りなさを感じます。この点が Google Home に劣る点です。他の部分は Google Home と同じと考えて良いでしょう。
また、音声コマンドへの反応や処理も若干悪いとも感じましたが、これはソフトウェアの調整で改善するかもしれないので、ハードウェア的な差と断じることはできません。
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