水族館でのスマホ撮影で偏光フィルターを使うと画質が向上
水族館を訪れたら普段目にすることのできない海洋生物たちに魅了されてついついスマートフォンで写真をパシャパシャ撮ってしまいますよね。そんなインスタ映え素材の宝庫の一つとも言える水族館での撮影時に偏光フィルター(PL フィルターや CPL フィルター)を使うと、写真や動画がもっと美しくなる場合があります。
偏光フィルターは水面やガラスなどの表面反射を抑える効果を発揮し、デジタル一眼レフやミラーレスカメラでは風景写真など広く使われています。これをスマートフォンで使うと写真や動画がもっと綺麗に撮影できるのではないかと期待して実験してみました。
次の写真はフィルター無しの時、使用したスマートフォンは Xiaomi Mi 8 です。本来ならマニュアルモードで比較すべきなのですが、スマートフォンでの撮影ではオート撮影が一般的なので、今回はオート撮影時の写真を比較してみました。
次がフィルター有りの時。
どちらもスマートフォンで撮影した写真にしては綺麗な仕上がりだと思いますが、フィルター有りの時の方が無しの時よりも白いモヤモヤが減り、色も鮮やかに見えます。また、写真を拡大して見比べてみても、右のフィルター有りの方が左の無しの時よりわずかに鮮明のようにも見え、偏光フィルターを使うと画質が多少なりとも改善されるのではないかと思いました。
カメラレンズ用の偏光フィルターは 1,000 円台から 10,000 円を超えるものまでと商品の種類は様々ですが、一般的にその効果は価格なりです。今回は Kenko の Zeta Plus を使用しました。
偏光フィルターによって画質が良くなると言っても、カメラ用の偏光フィルターを敢えて購入するという金銭的な負担を選択するよりも、撮影の仕方やアプリの設定、撮影後の加工で画質はある程度改善できるので、偏光フィルターの必要性がああるかないかと言えば、「ない」だと思いますが、少しでも画質を改善したり、反射光の量をコントロールしたいという方にとって、偏光フィルターは試す価値のあるアイテムだと思います。
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