Autel Robotics、40分フライトの8Kドローン「EVO II」シリーズを発表
米国企業の Autel Robotics 社が 8K ビデオ撮影や 40 分フライトを実現しているなどかなりパワフルな個人向けドローン「EVO II」をシリーズで発表しました。
Autel といえば、ひときわ目を引くオレンジカラーの機体デザイン、真の Mavic Pro キラーと評されたドローン「EVO」を販売しており、今回の EVO II はこの後継モデルとなります。今作では DJI の Mavic 2 を強く意識した機体だと思いますが、スペックを見る限り EVO II の方が圧倒的に Mavic 2 を上回っているようです。フライト機能については詳細が公表されていないので何とも言えません。
Mavi 2 を上回っている。それは例えばフライト時間が 40 分(ホバリングでも 35 分)と長く、飛行速度も 45mph(72km/h)と速い。FPV の映像伝送距離についても最大 9km となっており、Mavic 2 より遠くまで速く飛ばすことができます。
カメラもけっこう凄いので空撮には最適です。EVO II は 8K ビデオ(7,680 x 4,320 ピクセル)と 48MP 写真を撮影できる 1/2 インチのイメージセンサーを搭載。EVO II Pro は 6K ビデオと 20MP 写真を撮影でき、可変絞り(F2.8-F11)の 1 インチイメージセンサーを搭載。EVO II Dual は 1/2 インチイメージセンサーのスタンダードカメラと FLIR の赤外線サーマルカメラを持つデュアルカメラ仕様となっており、工場や災害地の熱監視にも活用できます。
カメラ部分はモジュール式となっており、機体を買い換えることなくカメラスペックをカスタマイズできる他、全てのモデルは 10bit のカラーサンプリング、120Mbps のビットレートで収録されるので、けっこうカラーグレーディングしやすい素材をゲットできるのではないかと思います。また、EVO II Pro の 1 インチセンサーは ISO12800 をサポートしており、夜間撮影時でもデジカメ並みに感度を上げて撮影できます。
EVO II において著しく進化した部分が障害物の検出・回避機能です。機体上に 12 個のセンサーが組み込まれており、高度な AI 処理の導入によって最大 30m と広範囲にわたって障害物を検出して適切に回避できるとされています。また、人や乗り物などの追尾性能も向上しているそうです。
Source : Autel Robotics
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