2023年 ホンダアコードに採用されたAndroid Automotive(Google built-in)の外観や機能が明らかに

投稿日時 12月 16th, 2022 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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2023 年にホンダが米国で販売する新型アコードツーリングには同社初となる Android Automotive が搭載されます。それが実際にどのような外観だったり機能を持つのかを知ることのできる実機の写真が公開されました。

実機の紹介に入る前にまず名前ですが、ホンダはこのシステムのことを “Google built-in” と呼称しており、Android Automotive を使用していません。理由は定かではありませんが、Android Auto と混同しやすいですし、そもそも一般消費者にとっては馴染みのない名称でもあります。おそらく、広告宣伝効果の影響を考慮して呼称を変えたのでしょう。理由はどうあれ、呼称の変更が許されている点が興味深いところです。ネーミングについては、Google built-in は車両の走行データや空調などにもアクセスして情報を取得したり、システムを制御することもできるので、そういった意味では理にかなったネーミングだと思います。

ユーザーインタフェースは Android Auto を連想させるデザインです。ナビには Google マップが使用されており、サイドバーにホーム、戻る、Google アシスタント、Google マップのアイコンが並んでいます。Android Auto のようにアプリランチャーもあり、そこには、電話、FM ラジオ、Play ストア、スマートフォン接続、Alexa、エアコン調整など、様々なアプリが並んでいます。画面の右上には時刻や各種ステータスアイコン、通知パネルも見られます。

Google built-in の特徴の一つが Play ストアからアプリをダウンロードできる点です。スマホやタブレットのように自動車向けアプリを追加して機能を拡張していくことができます。おそらく今後は自動車での使用に特化したアプリも登場し、自動車がより賢くて便利になる時代が訪れることでしょう。また、ワイヤレス通信を利用してファームウェアの OTA アップデートも可能です。Google built-in の場合はナビ全体が OTA アップデートによって更新されていくので、ディーラーに持ち込んでアップデートしてもらう手間もなくなりそうです。

Google built-in は、アコードの 12.3 インチメインディスプレイに組み込まれており、スマホやタブレットのようにタッチで操作することはもちろん、Google アシスタントの音声コマンドを使用すれば、音声での対話で残燃料での走行距離やエアコンの温度調節などが可能となっています。タッチは事故の危険もありますし、そもそもタッチは面倒くさいので Google built-in では音声コマンドでの操作が主流になると思われます。

2023 年仕様のアコードツーリングには上記の他にも、10.2 インチのドライバー用ディスプレイ、6 インチのヘッドアップデイスプレイ、15W のワイヤレス充電設備なども装備しています。

Google built-in はアコードツーリングの上位モデルには標準装備されるとのことです。

Source : The Verge