Matterに対応したスマートホームデバイスの実態

投稿日時 2月 1st, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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Matter は、スマートホームの運用性を大幅に改善する存在として今後の普及が期待されていますが、まだ対応製品が殆どなく、実際、どれほど私たちのスマートホーム生活が快適になるのかは想像も付きません。そんな状況の中、海外サイトの 9to5Google では Matter 対応のスマートプラグ「Tapo P125M」を用いた実演デモが公開され、Matter 対応機器を選ぶメリットを確認することができます。

Matter は、IoT 機器やスマートホームデバイス向けに考案された業界標準の通信プロトコルです。特徴として、セットアップが簡単、管理しやすい、通信が安定するといったことが挙げられます。

セットアップの容易さについては、Tapo P125M をコンセントに挿してペアリングモードにすると、Android スマホの画面にファストペアリング時と同じ通知が表示され、画面の指示に沿って Google アカウントとのリンク、デバイス名の設定、部屋への割り当てを行うだけでセットアップは完了します。

従来、サードパーティ製のスマートデバイスを Google Home の管理下におくには、まずメーカー提供のアプリで機器のセットアップを行い、次に Google Home アプリでメーカーアプリとのリンク設定を行う必要がありますが、Matter に対応した製品の場合はその手間をすっ飛ばすことができる模様です。セットアップは非常に簡単になりました。同サイトによると、Tapo P125M のセットアップに要した時間はわずか 1 分で、これまでの経験の中で最もスムーズにセットアップを行うことができたとも述べています。

機器の管理や通信性能については、Tapo P125M の ON / OFF 操作を TP-Link の Kasa アプリと同程度のレスポンスで行えたと述べており、セットアップを完了した状態で Tapo P125M の強制リセットを実行したところ、Google Home アプリから自動的にデバイスが削除されとレポートしています。つまり、デバイスの削除や配置換えの際も従来より手間をかけずに処理できるようになった模様です。

TP-Link は Tapo P125M 以外に、LED ライトやサーモスタット、ハブ & センサーのジャンルで Matter 対応デバイスの発売を予定しています。詳細はこちらのリンク先(TP-Link 公式サイト)でご確認ください。

Source : 9to5Google