ZTE、専用メガネ不要で立体視できる3Dタブレット「Nubia Pad 3D」を発表

投稿日時 3月 1st, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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専用メガネ不要で映像を立体視できる Android スマホやタブレットは約 10 年前に国内でも発売され、製品自体の真新しさから一時人気が出ました。しかし、ただ写真や動画を 3D っぽく見えるというだけで見応えのある画質ではないこともあり、思いほのか流行ることはなくあっさりと市場から消え去りました。それでも ZTE は 3D への夢を諦めていないようです。ZTE は MWC 2023 で最新の 3D 技術を用いて開発された専用メガネ不要で立体視できる新型タブレット「Nubia Pad 3D」を発表しました。

ZTE は通信機器メーカーなので 3D 技術とは縁遠い企業だと思われていますが、今回、ZTE は、AI を利用した 3D 技術を開発している Leia 社とパートナーを組み、Leia の協力の下で Nubia Pad 3D を開発しました。実際には Leia が今後発売を予定している LumePad 2 をベースにして開発された製品のようです。

Nubia Pad 3D の 3D 機能は、Leia の AI を利用したライトフィールド技術とフェイストラッキングに基づき構築されています。具体的には、ディスプレイの下に独自の DLB レイヤーを設けており、そのフィルターを用いて左右の目にそれぞれ異なる映像を届け、目の視差によって立体視します。このとき、Nubia Pad 3D のデュアルフロントカメラがタブレットに対するユーザーの目の位置を追跡し、常に映像が 3D で見えるようにディスプレイの表示を自動調整します。3D メガネがタブレットにビルトインされているようなイメージです。

Nubia Pad 3D では 2D 映像を 3D にリアルタイム変換し、一般的な写真や動画、ゲーム映像、ビデオチャット映像、ジェネレーティブ AI による 3D テキストなど様々なメディアをステレオ 3D 化します。タブレットで 2D 表示と 3D 表示はユーザーの設定で切り替え可能。通常のタブレットとして用いることもできます。また、Leia AppStore から 3D で制作されたオリジナルゲームをダウンロードすることもできます。

Nubia Pad  3D では他にも、背面の 1,600 万画素デュアルカメラと前面に 800 万画素デュアルカメラを用いてオリジナルのステレオ 3D 写真・動画を撮影することもできます。

Nubia Pad 3D は 12.4 インチの大型タブレットです。2,560 x 1,600 ピクセル 120Hz の IPS 液晶、Snapdragon 888 プロセッサ、 9.070mAh バッテリー(33W 充電)、Dolby Atmos 対応のクアッドスピーカーなどを搭載しています。

現時点で、ZTE は Nubia Pad 3D の発売時期や価格を公表していません。

Source : ZTE