スマホのデータ移行で中国大手3社が連携、異なメーカー間のアプリデータの移行を可能に
スマホの機種変更時に直面するデータ移行の問題は、同一メーカーでの機種変更ならまだしも、異なるメーカー間なら困難を極めます。こうしたスマホが長年抱える課題に対して中国では、大手スマホメーカーが協力し、メーカー間でのアプリデータの移行をサポートする方針を決めました。
Xiaomi、Vivo、OPPO の大手 3 社は、消費者がスマホの機種変更をスムーズに行えるようにすることで、各社スマホの新規購入が活発になるという利害関係が一致しており、今回の協力関係の締結に至った模様です。
具体的には、各社のスマホに共通仕様のデータ移行の仕組みを導入し、電話番号や連絡先などの個人情報をはじめ、サードパーティ製アプリのデータまでも移行可能にします。アプリのデータも対象となっており、新しいスマホでは前のスマホ環境をすぐに再現することができます。特に、生活に欠かせない通信アプリに関しては会話内容や設定内容もそのまま引き継がれるという。
ユーザー一人ひとりで使用するアプリが異なるというスマホの特性上、既存のデータ移行ツールであってもそもそも前の環境を再現することは不可能に近いのが現状です。それでも本来はユーザーを奪い合う同業メーカーが連携することは、スマホユーザーの流動化を促進し、この業界に新しい流れを生み出す可能性に期待が持たれます。
発表の時点で詳細な実装方法は公表されていませんが、おそらく中国向けスマホに限定した話になると思います。
Source : Weibo
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