海外大手のVodafoneが自社でのRCSサービスの提供を止め、Googleの実装へと移行
SMS や MMS に代わる次世代のメッセージサービスとして RCS(Rich Communication Service)が登場し、国内でもキャリア各社が連携して、「+メッセージ」アプリを運用しています。多くのスマホユーザーは、SMS、MMS、RCS を状況に合わせて併用している現状ですが、将来的には RCS が主流になる見込みです。そんな中、欧州を中心に世界各国で携帯電話サービスを提供している Vodafone が欧州におけ独自の RCS サービスを数日中に停止し、その提供を Google メッセージへ一本化することを明らかにしました。
Vodafone が自社での RCS サービスを止めることは 2 月下旬に発表されたことなので、それ自体は既知のことですが、どのような流れで Google の実装に移行するのかが今回明らかになりました。
Vodafone は顧客にショートメールを送信しており、2023 年 3 月 31 日をもって独自の RCS サービスを停止し、顧客の移行プロセスが完了するまでの空白期間は無料で SMS / MMS を送信できるよう 60 日間 SMS / MMS の利用を無料とする措置をとります。
Vodafone は米国キャリアの T-Mobile や A&T と同様に、RCS の提供主体を Google メッセージアプリへと移行します。Vodafone のサポートページでは独自の RCS サービスを終了した後は Google メッセージをインストールするよう顧客に促しています。
今回のニュースにより、今後、Vodafone 以外のキャリアも RCS の提供を独自の実装から Google の実装に移行させる動きが加速する可能性が出てきました。国内と海外とで事情は全く異なりますが、もしかすると国内でも今後、同様の動きが見られるかもしれません。
Source :Twitter
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