Google AIを活用したAndroid向けの新しいカスタマイズ機能を発表
今年の Google I/O では AI が話題の中心となっており、5 月 10 日のイベントでは様々な AI プロダクトが発表されました。その中には Android のカスタマイズ性を向上させるものも含まれており、ここでは年内中に何らかの形で利用可能になる Android 向けの AI 機能を紹介します。
まずは、Google メッセージ向けの「Magic Compose」です。これは、AI を利用してメッセージの文脈から返信内容を提案する他、ユーザーが作成した文章を簡潔な内容に校正したり、文学チックな表現など文章スタイルを変換する機能も備えています。
普通、メッセージの内容は自分で考え入力しますが、Magic Compose を駆使するとメッセージの内容で悩むことが減りますし、より表現力のあるメッセージを送信することもできます。
Magic Compose 機能は今夏中にベータ版として提供される予定です。
次に、Google は AI を利用して壁紙を簡単に自作できる「絵文字壁紙」も発表しました。これは、好きな絵文字の組み合わせやパターン、色を使用してホーム画面をカスタマイズできる壁紙作成ツールです。
また、機械学習技術を利用して通常の 2D 画像を 3D 画像に変換する新しいシネマティック壁紙も発表されました。これは視差効果を利用してスマホの傾きや見るアングルによってホーム画面全体を立体視できる壁紙となります。
さらに、「生成 AI 壁紙」というものも発表されました。これは、質問に沿ってキーワードやスタイルを選ぶことで唯一無二の壁紙を生成する機能です。
これらの壁紙機能は全て Android 14 の Material You に対応しており、壁紙から抽出されたテーマカラーがスマホ全体に適用され見た目の一体感が高まります。
AI を活用した壁紙機能は Pixel スマホで来月より利用可能になる予定です。
Source : Google
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