Android 14ではコントラストレベルを調整することでアプリの視認性をユーザーの目に合わせてカスタマイズ可能に
現在試験提供中の Android 14 DP2 において「ユーザー補助」に画面のコントラストをスライダーで細かく調整できる「コントラストレベル」と呼ばれる新しいオプション機能が追加された模様です。
コントラストレベルの設定は、最も低いレベルが標準の設定値です。スライダーを右に動かすに連れてコントラストレベルが上がります。Android 14 DP2 の時点では、スライダーを動かして最高レベルに変更しても全体の見え方が大きく変わることはなく、Material You のテーマカラーが適用された部分にのみ影響が出る仕組みとなっています。
Android 12 に導入され現在主流となっている Material You は、ボタンや文字などの UI 要素を壁紙のテーマカラーや指定した色に変更できますが、選択した配色によっては文字と背景が同化し見えづらくなります。このような場合に今回のコントラストレベルを調整すると文字が見やすくなります。
新機能のおかげでユーザーは画面のコントラストをより細かく調整することにより、アプリの視認性をユーザーの視力や見え方に合わせて柔軟にカスタマイズすることが可能になります。
コントラスト設定に関連して、Android 14 では既存の「高コントラストテキスト」への変更機能も改良されており、文字色と背景色の組み合わせによっては文字の枠線が目立ち文字が見づらくなる現象も改善されています。今回のコントラストレベルの調整機能と合わせて、Android 14 ではアプリの視認性が相当改善されることになりそうです。
Source : 9to5Google
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