デュアルスクリーン仕様のスマートテレビ Tellyは常時広告表示でテレビ自体が完全無料 年内に米国で発売
民放テレビ局の番組を無料で視聴できるのは番組中や前後にスポンサー企業の広告（CM）が流れるからで、それは YouTube などの無料で視聴できるネット配信サービスも同様です。テレビ業界において番組と広告が切り離せない関係性なのは皆さんご存知の通りなのですが、広告を常に表示させることでテレビ自体を無料にする広告付きテレビが年内にも米国で発売されます。テレビ広告の新しい形を提案する取り組みとなりそうです。
その名は「Telly」で、Pluto TV の共同設立社である Ilya Pozin 氏が 2021 年に設立した TeeVee 社によって現在開発されています。伝えられるところによると、Telly は今年後半に発売される予定です。
Telly 本体は 55 インチ 4K のメインディスプレイ、ビデオ通話用 Web カメラ、サウンドバー、そして広告を表示するサブディスプレイを備えたオールインワン型の大型モニターです。機器自体にテレビシステムは搭載されておらず、既存のストリーミングドングルを接続して使用するので、特定のシステムには依存していません。Telly にはいずれかのストリーミングドングルが付属していると言われています。厳密に言えば Telly はテレビではなくただの液晶モニタです。
ホームシアター級の機能を持ちデュアルスクリーンという構造も非常に珍しいことですが、それよりも全て無料というのが大胆で素敵過ぎます。
広告を表するサブディスプレイはサウンドバーの下に固定されており、スマホと同じ高さで横いっぱいに画面が広がるサイズ。単純に広告を表示するだけでなく、ウィジェット機能を利用して地元のニュース記事、天気予報、株価情報、MLB や NHL のライブスコアなども表示することができ、広告に目が行く工夫も施されています。TeeVee 社はサブディスプレイに表示される広告から収益を上げる計画です。
Source : lowpass
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