KDDI、ケーブルテレビ向けAndroid 4.0搭載セットトップボックス「Smart TV BOX」の商用展開を開始、まずはJCNの「JCN スマートテレビ」サービスの中で提供
KDDI11月28日、同社のケーブルテレビ向けAndroid 4.0搭載セットトップボックス「Smart TV BOX」の商用展開開始を発表しました。まずは、KDDI傘下のケーブルテレビ事業者 JCNが本日よりスタートした「JCN スマートテレビ」というサービスの中で提供されます。
「JCNスマートテレビ」の利用プランは2種類で、JCNのテレビサービスとインターネットサービスがセットになった基本コース「スマートマックス」が月額9,450円、基本コースとセットでタブレット端末(NECのLifeTouch L)が4,935円で購入できる「スマートマックス with タブレット」が月額11,025円で提供されています。どちらも2年間の長期契約が必須。その他、JCN電話などのオプションも付加することができます。
Smart TV BOXは、Android 4.0(ICS)を搭載したケーブルテレビ向けのセットトップボックスのこと。一般社団法人日本ケーブルラボのハイブリッドBox技術仕様SPEC-023に準拠したセットトップボックスとしては初の製品となります。
Smart TV BOXでは、地デジやBS、ケーブルテレビの番組を視聴することのほか、Androidアプリを使ってのWEBサイトの閲覧やYouTube動画の視聴やKDDI独自のSmart TV BOX向けサービスを利用すること、無線LANの親機としても動作します。さらに、スマートフォン・タブレットとの連携機能もいくつか搭載されています。
Google Playストアに対応しており、Google PlayストアからAndroidアプリがダウンロードできるほか、Smart TV BOX向けアプリマーケット「ケーブルマーケット」からもアプリが入手できます。また、「auスマートパス」、「ビデオパス」、「うたパス」、「LISMO WAVE」といったau利用者向けのサービスも利用できます。
スマートフォン・タブレットとの連携機能としては、文字入力・音声検索対応のリモコンアプリ「Smart TV Remote」、Smart TV BOXで再生中の動画やプレイ中のゲームをスマートフォン・タブレットでコントロールできる「Connect Play」、Smart TV BOXで録画した番組やCS多チャンネル放送中の番組をスマートフォン・タブレットで視聴できる「Smart TV Remote DMC(DLNA/DTCP-IP 対応)」などが提供されています。
Smart TV BOXの製造元はパナソニック、プロセッサは2つ搭載されており、Androidの動作にはTI OMAP 4460(デュアルコア)が、テレビ番組の再生などにはパナソニック開発のプロセッサが使用されるようになっています。チューナーは地デジ・BS・ケーブルテレビ用に3つ搭載し、2番組の同時録画が可能。HDDは内蔵されていませんが、USB 3.0の外付けHDDが利用できます。通信機能は、DOCSIS 3.0(ケーブルモデム)、LAN/WAN各1(10BASE-T/100BASE-TX)、Wi-Fi a/b/g/n(デュアルバンド)に対応。auスマートフォン向け「かんたん接続」アプリも対応します。外部端子は、映像出力HDMI、アナログ出力、光デジタル音声出力、USB端子×3、 SDカードスロットを搭載。寸法は(高さ)5.1cm×(幅)17.6cm×(奥行き)17.6cmとなっています。
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