povo 2.0「データ使い放題」トッピングの実態をレポート
KDDI の MVNO サービス「povo 2.0」は、1GB や 3GB といった通信費を抑えたい方の為のトッピングから、20GB を超える大量のデータ量を消費する方の為のトッピングまで様々なデータプランが用意されており、あらゆるスマホユーザーのニーズを満たす携帯電話サービスですが、特徴的なプランとして低額料金で容量無制限のデータ通信を利用できる「データ使い放題」もあり、スマホを使っていると度々訪れるイレギュラーな大量データ消費にも万全の体制で臨めます。ちょうど先日、国内旅行を兼ねて上京した際にデータ使い放題を使用したので、このデータトッピングの使用感や実用性などをレポートします。
povo 2.0 のデータ使い放題は 24 時間や 3 日間といった短い期間での提供がメインとなっており、例えば、週末の旅行やイベント参加時など、短い期間で大量のデータを消費する際に重宝します。価格も 24 時間 330 円~ と手頃で、いわゆる基本プランをアップグレードすることなくインターネットが使い放題となるのは使い勝手の面でも優れていると言えます。
今回利用したトッピングは 790 円で販売されていた期間限定「データ使い放題 3 日間」。これをスマホのテザリング用に使用し、私と同行者 1 名、合計 3 台のスマホとインターネット接続を共有していました。
データ使い放題の購入方法は通常のデータトッピングと同じ povo 2.0 アプリを操作するだけ。購入が完了すると自動的に適用され、データ残量は「∞」の表示に変わります。
このトッピングは購入後 3 日間使い放題となるわけですが、有効期限は 72 時間ではなく、終了日の 23:59 までです。例えば、月曜 7 時にトッピングを購入した場合、使い放題となる期間は木曜 23:59 までとなります。購入タイミングによっては 4 日近く使い放題となります。
トッピングの制限について。トッピング名の通り、データ使い放題に通信量の上限はありませんが、「ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームの利用中」には速度制限がかかる場合があり、完全に無制限というわけではありません。
この制限を踏まえた上で、まず、3 日間の旅行中に約 6GB のデータ通信量を消費しました。一日あたり 2GB 程度です。定番トッピングである「データ追加 3GB 30 日間」の料金が 990 円なので、単純計算で 1,160 円も通信費が浮いたことになりますし、データ使い放題なら容量を気にしなくて済み、精神面でもストレスが無いという点もメリットだと言えます。
通信速度に関して。訪れた先(福岡、東京、千葉の某所)で複数回スピードテストを実行したところ、下りは 30 ~ 40Mbps、上りは 8 ~ 15Mbps のスループットでした。
下りは最高でも 50Mbps 前後。au などのフルサービスキャリアよりも明らかに低い水準でしたが、インターネットや動画視聴、ライブ配信などでスマホを使用していて通信にストレスを感じることはなく十分満足できるレベルだったと評価しています。ただ、今の 4G・5G 接続だったとしても全体的にスループットは低い方なので、個人的に数台のテザリング用に使用する場合は何も問題は生じませんが、接続台数が 5 ~ 10 台を超えてくると徐々に速度劣化を実感するようになると思われ、法人や団体での利用には適さないと言えます。
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