Android 14が正式リリース、Pixelデバイスにアップデートが配信開始
※ Android 14 の新機能一覧を公開しました。
Google は 10 月 4 日、Pixel 8 シリーズの発表に合わせて Android 新バージョン「Android 14」のソースコードを AOSP(Android Open Source Project)で一般公開したと発表しました。つまり、Android 14 が正式リリースを迎えたことになります。
アップデートは本日より Pixel 4a(5G)以降に発売された機種に展開されており、他社スマホについても Galaxy、Xperia、AQUOS、Xiaomi、iQOO、Vivo、OPPO、Nothing、Realme、OnePlus、Tecno の一部機種に今年後半より展開される予定です。
Android 14 の新機能についてはこちらの記事一覧で逐一報告していますが、次の新機能リストは Pixel に配信されたアップデートの変更ログとなります。内容的にはごく一部のエンドユーザー向け情報です。より詳しい情報は、Android 14 の公式サイト、またはソースリンクをご覧ください。
● ロック画面の時計デザインと画面下のショートカットボタンをカスタマイズ可能に
● モノクロカラーテーマオプションの導入
● 「ヘルスコネクト」のシステム統合。ヘルスコネクトとは、お好きな健康管理アプリやフィットネスアプリと指標データを同期させることのできるサービスです。Android 14 ではシステムの一部に組み込まれたので、別途アプリをインストールする必要はなく、今後の更新も Google Play システムアップデートを通じて展開されます。
● アプリデータの収集に関する事前通知の実装。位置情報に許可を与える画面からより詳細なデータ共有オプションを表示することが可能になりました。
● 視覚と聴覚によるアクセシビリティを高める新機能の導入。例えば、全体のバランスを崩すことなくフォントサイズを最大 200% にまで拡大できる機能(Android 13 までは 130%)
他にも、Ultra HDR 画像のサポート、クイック設定パネルの新しい「フォント」ボタン、生成 AI による壁紙生成機能(Pixel はまもなく対応予定)、カスタムアクションをサポートした新しい共有メニュー、予測型戻るジェスチャーと新しいジェスチャーアニメーションなども Android 14 の新機能に含まれています。
Android 14 のシステム UI など見た目は Android 13 から殆ど変化していないように見えますが、中身は大幅に改良されており、様々な変更箇所の中でも「パフォーマンスと効率の改善」は Android 14 の開発における一つの大きな目標だったとされています。
例えば、Android 14 ではキャッシュされたアプリを短時間で凍結し CPU の使用時間をゼロにする変更が加えられています。これにより、Android 13 と比較してキャッシュされたプロセスの消費 CPU サイクルが最大 50% 削減され、さらに凍結状態を長く維持するためにブロードキャストを最適化することで、バックグラウンドプロセスによる無駄な CPU と電力の消費を削減しています。
Source : Android Developers
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