Google、「Assistant with Bard」を発表 Googleアシスタントに生成AIが導入されパワーアップ

投稿日時 10月 6th, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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自然な会話形式でスマートフォンの機能を音声で操作したり、気になる情報を簡単に調べられる「Google アシスタント」は、今後、生成 AI の力を得てパワーアップします。Google は 10 月 4 日、Google アシスタントと独自の生成 AI 「Bard」を組み合わせた新サービス「Assistant with Bard」の概要を発表しました。

Assistant with Bard は生成 AI を備えたパーソナルアシスタントです。つい先日より Bard は Gmail や YouTube、Google マップなどの Google サービスとも連携できるようになり、Google サービス上の個人データを扱う質問にも回答できるようになりましたが、Assistant with Bard はこの特徴を活かして Google アシスタントがユーザーに代わって物事を処理する役割も担えるように機能を発展させています。現実世界での例を挙げると、自分のことを何でも知っている秘書が当人に代わって何でもやってくれるようなイメージです。

例えば、Google アシスタントに、「今週見落とした重要なメールを見せて」と質問すると、Bard は Gmail から重要性の高い未読メール等のリストを生成して表示したり、「グレイソンさん主催のパーティーってどこで開催されるの?」と質問すれば、パーティー会場の場所を教えてくれるだけでなく、Google マップで道案内もしてくれます。さらに、「ジェニーさんにメールで、グレイソンさんのパーティーに一緒に行かない?と聞いて」と指示すれば、Google アシスタントがユーザーに代わってメールを作成して送信します。

Assistant with Bard が本領を発揮するのは会話型オーバーレイと呼ばれる使い方です。Assistant with Bard のアシスタントはスマホ画面の表示内容から文脈を理解して質問・回答することができ、例えば写真の場合、Google フォトに記録するためのキャプションを生成させたり、SNS への投稿文を生成させることができます。この対話型オーバーレイはスマホの操作性を一変させる存在になると期待されています。

Assistant with Bard は、既存の Bard と同様に初期の実験的サービスとしてローンチし、まもなく一部の初期テスターに提供され、今後数ヶ月の間により多くの Android / iOS ユーザーに展開されることになっています。具体的なリリース日や対象者などは明らかにされていません。

Source : Google