Sprint版Evo 3D、T-Mobile版Sensationで、CPUのクロックを1.8GHz近くまでアップできるカーネルモジュールが公開
米Sprint版Evo 3Dと米T-Mobile版SensationのCPUクロックをアップできるドライバをSetCPU開発者さんが公開しました。1.8GHzまでアップできたそうです。
Evo 3Dでは動作するものの、Sensationでは動作しないという報告が上がっているそうです。
クロックアップ用のドライバを利用するには、fre3voを使用してTemp Rootしておく必要があります。
Temp Rootの状態で、adb shell cat /proc/versionコマンドを実行してカーネルバージョンを表示。カーネルバージョン”2.6.35.10”の後に続く文字列が”gb7a86da” または “gcb1cf8”向けのドライバが公開されており、それ以外の文字列が表示される場合は使用できなさそうです。アジア版Sensationは”ga76ba0d”と表示されるので使用できないと思います(試してませんが)。
インストール手順
1.fre3voでTemp Root。
2.ドライバをこちらからダウンロード。SetCPU 2.2.4以降を端末にインストールしておく。
3.”adb push 8x60_oc.ko /data/local/tmp/8x60_oc.ko”でドライバを端末にコピー。
4.SetCPUで最大クロックを432MHz、最小クロックを384MHzに設定。
5.ホーム画面に戻り、POWERボタンを10秒間押す。
6.ドライバをinsmodする。”adb shell insmod /data/local/tmp/8x60_oc.ko”でMSM8x60最大となる1512MHzに設定できるそうです。うまく動作したとスレッドで伝えられている1782MHzに設定する場合は、”adb shell insmod /data/local/tmp/8x60_oc.ko scpll_l_val=33 vdd_uv=1375000”とすれば良いとのこと。「scpll_l_val」は倍率で、MSM8x60では54MHz*N(Nは整数)で指定可能。「vdd_uv」は電圧でデフォルトは1250000、1512MHzまではデフォルトの電圧で安定動作するそうですが、それより高く設定して動作させるには電圧を上げる必要があるそうです。SetCPU開発者さんは1375000を推奨しています。ドライバ自体54MHz*37= 1998MHzまでサポートしているとのこと。クロック、電圧を弄るので設定ミスなどにより端末を壊してしまう可能性があります。実施する場合はそのリスクを把握し、スレッドで手順を確認してから行ってください。
7.SetCPUでクロックを変更。
Source: : XDA, Android Central
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