Xperia mini pro SK17iのユーザインタフェースやソフトウェアの紹介

投稿日時 8月 8th, 2011 by juggly 投稿カテゴリ » Xperia mini pro SK17i, ブログ
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Xperia mini pro SK17i(香港版)のユーザインタフェースやソフトウェアを紹介します。ハードウェア周りはこちらの開封の儀で

Xperia mini proは3.0インチHVGAサイズのディスプレイの比較的コンパクトな筐体に、QWERTY配列の物理キーボードを搭載したスライド型端末です。ソフトウェアビルドはAndroid 2.3.3(Gingerbread)ベースの「4.0.A.2.335」。ソフトウェアには新バージョンのSony Ericssonホームアプリが含まれています。新バージョンのホームアプリは、Xperia mini/mini proなど解像度480×320ピクセル(HVGA)の端末では、4隅のアプリトレイが特徴のminiシリーズ向けUIで動作します。

キーボードを閉じた場合は縦表示、キーボードを開いた場合は自動的に横表示になるという仕組み。自動回転がONの状態で横向きにしてもキーボードを閉じていれば縦表示のままです。

ホーム画面1面には4×4=16個分のアイコンを配置できます。同じ画面に複数のウィジェットを配置することができます(X10 miniでは1個だけでしたね)。4隅のアプリトレイには最大4個までのアプリを配置できます。トレイのアプリが1個の場合(画面下)、トレイ(コーナー)をタップするとアプリがダイレクトに起動します。2個以上の場合、グニョーンとトレイが拡大、好きなアプリを選んで起動できます。トレイを開いた状態でアイコンをドラッグすると配置場所を変更することができます。ここら辺は結構柔軟に動きます。ドロワー1画面には4×3=12個のアイコンが表示されます。画面左下のボタンで「アルファベット順」、「最近インストールした順」など表示する順序を変更することができます。詳細はこちら

キーボードを開いたときのホーム画面、ドロワーの様子です。

「4.0.A.X.YYY」ビルドでは壁紙およびボタンや各種メニューの背景色を一括変更できる『テーマ』機能が搭載されています。Xperia mini proにはカラー別に7種類のテーマがプリインストールされており、画像中央のようにUIを左右にフリックして切り替え、タップして適用できます。テーマによって印象が結構変わりますね。

Xperia mini proのウィジェット類です。内容としてはこちらの記事で紹介したXperia arc、PLAY、neo向け「4.0.A.X.YYY」ビルドのソフトウェアに含まれるものと大差ありません。

「3.0.1.~~」ビルドのソフトウェアに含まれていた「電源管理」ウィジェットがこのバージョンでは削除されています。といっても、「ステータススイッチ」や個別の電源管理ウィジェットが含まれており困ることはありません。

プリインストールアプリ一覧です。Android標準アプリ、Androidマーケットを含むGoogle純正アプリ、Sony Ericsson独自アプリなどこちらの記事で紹介したアプリは基本的に含まれています。

Xperia mini pro(おそらくminiも)には、遠隔地からのデバイス追跡やロック、データ消去などを行うことができる「McAfee WaveSecure」(1年分)、アプリやマイクロSD内のマルウェアをスキャンする「McAfee VirusScan」といったセキュリティアプリ、Moxer ProといったEAS連動アプリ、MSN Messenger、無料ゲームのPopCap Gamesが追加されています。

スマートフォンでよく利用するブラウザですが、X10 mini/mini proの2.6インチQVGAから3.0インチHVGAにサイズアップしたことで、4.2インチFWVGAのXperia arcと比較すると小さく表示されますが、ページは閲覧しやすくなったと思います。

端末設定メニューの構成は、「Sony Ericsson」という項目内のサブ項目の名称が変更されたことや、「言語とキーボード」という項目内の「スタンダードキーボード」が「国際キーボード」に名称変更されたことなど、一部の表示において変更はあるものの、Android 2.3.3ベースの「3.0.1.A~~」の内容とほぼ同じです。

「4.0.A~~~」ビルドのソフトウェアではSonyのオーディオレベルを上げる技術「xLOUD」に対応しており、その設定(ON/OFF)機能が「音設定」に追加されています。

xLOUDのデモ

今回紹介するXperia mini pro SK17iは香港版ですが、システムで日本語をサポートしているほか、IMEアプリ「POBox Touch(日本語対応版)」も搭載されていることから、日本語でのメニュー表示や文字入力が標準で可能な状態となっています。他の地域向けモデルでも同じだと思います。

Xperia mini proにはデータ通信を明示的にOFFできるメニュー(左図)や、USB&Wi-Fiテザリング(右図)機能を搭載しています(当然)。Xperia mini proは国内投入されていませんが、一応、NTTドコモ、ソフトバンクの電波は掴みます。(NTTドコモのSIMカードで通話およびパケット通信できることを確認しました)。

Xperia mini proには「入力して送信」というウィジェットが含まれています。このウィジェットは、入力した文字をキーワードにダイレクトにGoogle検索することや、他のアプリに渡すことができます。

先ほど紹介したMcAfeeのセキュリティアプリです。Xperia mini proにプリインストールされているWave Secureは1年分のライセンスが適用されています。通常は1ライセンス1,980円(1年間)なので結構嬉しいですね。

Xperia mini/mini proには、Facebookとの連動機能である「Facebook Inside Xperia」が搭載されています。例えば、画像右上のようにプリインストールされているギャラリーアプリから写真へコメントや”いいね!”を付けたり、画像左下のように音楽プレイヤーから”いいね!”を付けて楽曲の情報をシェアすることができます。画像右下のように、Facebookの友人がシェアした動画や音楽を、プリインストールされている「友人の音楽と動画」ウィジェットで一覧表示することができます。

プリインストールされているメールアプリです。メールタイトルのリスト表示とメールのプレビューを1画面で表示することもできます。メールタイトルのリスト表示時にXperia mni proのキーボードを開くとメールの新規作成画面が、メール本文を開いている状態でキーボードをオープンすると返信・転送メニューが自動起動します。

カメラアプリです。Xperia mini proには500万画素のCMOSカメラ(オートフォーカス、フラッシュ付)が搭載されています。このカメラで720pHDサイズ(@30fps)までの動画を撮影できます。

ユーザインタフェースや利用できる機能はXperia arcやneoと殆ど同じです。Xperia mini proには前面に30万画素のカメラが搭載されており、ユーザインタフェース上のボタンで簡単に切替えることができます。

最後にプリインストールアプリの個別スクリーンショットです。画像左はSony Ericssonのお勧めアプリを表示・Androidマーケットへのリンクとなっている「アプリを取得」、中央は「メディアサーバー」から名称が変更された「Connected Devices」というDLNAアプリ。画像右は、「4.0.A~~~」ビルドのソフトウェアで新しくなったソフトウェアアップデートの確認画面です。

画像左はFMラジオ(日本の周波数帯には非対応)。画像中央は周辺機器をを接続した場合の端末の動作を管理できるLiveWareアプリケーション」。画像右は曲情報を検索できる「Track ID」です。