Android2.2(Froyo)での追加機能のおさらい

投稿日時 5月 14th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ
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来週はGoogle I/Oと言うことで二日間のいずれかのキーノートセッションまたは20日午後のAndroidセッションにおいてAndroid2.2(Froyo)の発表が行われると噂されています。ここでこれまでネタとして上がってきたAndroid2.2の追加機能の予想をおさらいしておきます。

Flash 10.1の標準サポート
これは既にAdobeとGoogleが認めていることで、AdobeがいくつかAndriod2.2が搭載された(であろう)Nexus One上でFlashコンテンツのデモをYouTubeに動画としてアップしていたりします。

JIT Compiler
こちらもGoogleはJITコンパイラを適用することを認めており、昨日Android Policeで公開されたベンチマークの結果、約5.5倍ものアプリ実行速度の向上が確認できたということでいろんなところで話題となりました。

Googleアプリ(Gmail、YouTubeなど)の個別インストール
現在Androidのバージョンは1.5、1.6、2.0、2.1とフォートップと言うことから、1.5、1.6から2.1などへのアップグレードの際、ビルトインされたGoogleアプリが邪魔をしてなかなかアップグレードに対応できない、と言うのが現状らしく、これを解決するためにAndroid2.2からはGoogleアプリをビルトインで提供するのではなく、Androidマーケットからダウンロードしてインストールさせると言う方法をとり、アップデートに柔軟に対応できるようにしようとしているそうです。

アプリの自動アップデート
Phandroidで伝えられていたことですが、Androidマーケットの個別アプリ詳細画面において、「Allow Automatic Updating」 という項目が表示され、アプリの自動アップデートが選択的に有効化できるということだそうです。スクリーンショットも公開されていたので間違いはないと思います。

USB、Wi-Fi(Wi-Fiホットスポット)によるテザリング
昨日リークされた情報で(今日も騒がれていますが)、USBとWi-Fiによるテザリングが可能に なると言うもの、これもスクリーンショットが公開されているので間違いないでしょう。ただ、テザリングが有効化されててもキャリアがこれらの通信をどう扱い、どう対処するのかは今のところ分かりません。

Apps2SDに対応
Android and meで伝えられていますが、T-Mobile G1が発売されて以降、端末に内蔵されているROMのサイズではアプリが増えるとインストールできなかったり、パフォーマンスが著しく低下したいるすることが苦情としてGoogleに伝えられ、その後Androidマーケットからインストールしたアプリは、端末に搭載されているマイクロSDに保存する、と言う対応策をAndroid2.2からとると言うことを認めていることから、これが有効化されるかもしれません。

ホーム画面の変更
これはFlash 10.1のデモ動画の際にリークされたもので、動画の最後のあたりに見慣れないホーム画面が表示されたと言うことで話題になりましたね。

OpenGL ES 2.0への対応
詳しくは分かっていませんが、とりあえず以前の記事でも取り上げられていたものです。3D性能の向上が見込めるのでしょうか。

ここからはNexus Oneがらみ

メモリの開放
Nexus Oneには512MBのRAMが積まれているのですが、標準では残り約150MBを認識しません。これは公開されている野良修正パッチを充てるか、CyanogenModなどのカスタムROMを導入することで既に解決されていますが、標準のROMではまだなのでこれはぜひお願いしたいところ。

マルチタッチ時の誤作動
Nexus Oneでは、「Mutitouch Visualizer」などのアプリを使ってマルチタッチの様子を確認してみると、ふとした瞬間にタッチしている場所と認識している場所が思いっきりずれてしまいます。これは今でもそうなってしまうのですが、これが解決すると言うことは、ブラウジング中の誤動作を軽減できるのでかなり期待しています。

Wi-Fi n、FMラジオへの対応
以前紹介したとおり、Nexus OneにはBroadcomのBCM4329というWi-Fi b.g.n、FM送受信、Bluetooth 2.1+EDRに対応したチップが搭載されていますが、このうちGoogleとBroadcomが提供するドライバでは、Wi-Fi nとFM送受信には対応していないそうです。これを有効化するソースコードが公開されたとかされていないとか噂されており、CyanogenModの作者さんたちが試していたそうです。

これが有効化されればうれしいのですが、Wi-Fi nは対応する無線LANアクセスポイントが無ければダメですし、FM送受信については対応する周波数の関係で日本のラジオ局の番組は聴けなかったりすると思うので、まあ対応してくれればそれに越したことはないのですが、対応しなくてもそれほど苛立つことは無いです。

カラートラックボールの有効化
Nexus Oneにはトラックボールが搭載されており、メールの受信時には通知のために点灯します。その色が現状では白、ホワイトなのですが、これが別のカラーに対応すると言うものです。これもあってもなくてもどっちでも良いですね。個人的には。

と、ズラッと並べてみると結構多くの追加機能、修正機能が盛り込まれているみたいですね。このうちどれが対応しててどれが対応してないのかは定かではないのですが、ほとんど噂としていろんなところでリークされている情報なのでそれなりに期待してても良いのではないかと思います。後は、Google I/Oでの発表を待つだけです。