Motorola RAZR(XT910)開封の儀(更新)
Motorola RAZR(XT910)を入手したので早速開封の儀を行います。
今回入手したRAZRは英国SIMフリー版です。GSM/WCDMAに対応したモデルで、価格は£379.00(約46,000円)+送料£25(約3,000円)=約49,000円。運よく通関手数料は取られませんでした。RAZRはMotorolaの今冬におけるフラッグシップと言える端末ですが、価格的にはGalaxy S II 16GBモデルの発売時価格£400より安い。
RAZRのスペックは、Android 2.3.5(Gingerbread)、4.3インチqHDサイズのSuper AMOLED Advancedディスプレイ、TI OMAP 4430 1.2GHz(デュアルコア)、1GBのRAM、16GBの内蔵ストレージ、背面に1080pフルHD動画撮影も可能800万画素CMOSカメラ、前面に720pHDサイズの動画撮影も可能な130万画素CMOSカメラを搭載。Wi-Fi b/g/n、Bluetooth Low Energy、GSM/WCDMA(850/900/1900/2100MHz)、HSDPA 14.4Mbps、DLNAに対応します。バッテリーは取り外し不可で、容量は1,780mAh。本体サイズは131mm×69mm×7.1mm、質量は126g。
では開封していきます。まずはパッケージの中身から紹介。同梱品はARAZR本体、マイクロUSBケーブル、イヤホンタイプのヘッドセット、取扱説明書類のみ。マイクロSDカードは付属していませんでした。バッテリー一体型のため、交換する際は販売店またはメーカーに送る必要があります(自力でも交換する方もいると思いますが)。
RAZRの最大の特徴と言えば、発売されている端末の中では世界最薄となる厚さ7.1mmのスリムなボディ。非常に薄く、厚さ7.7mmのMEDIAS N-04Cより刺さる感じが増しています。重さは126gと同じ4.3インチのGalaxy S IIよりも10gほど重いですが、持ち比べても差はほとんど感じられませんでした。RAZRの方が平べったいことから逆に軽く感じます。薄く軽い端末ですが、Galaxy S IIよりも大きいこと、全体的に角ばったデザイン、背面フラット形状から片手持ちではなかなかしっくりこないというのが使い始めて感じたこと。両手での操作なら問題なさそうですが、片手持ちメインの方にとっては少々操作しにくいと感じるかもしれません。
背面はケブラー繊維のコーティングが施されています。ケブラーは強い切創抵抗を持つため、カバーにキズが付きにくいとされています。触れた感触は布のような感じです。デザインもなかなか良いのではないかと思います。
FCC ID等は背面にプリントされています。
カメラは800万画素。1080p動画も撮れます。RAZRでは、動画撮影時の手ブレ補正機能や豊富な録音オプション(ステレオ録音、ノイズ低減、風ノイズの低減)といった他の機種には無い機能が搭載されています。カメラの起動もAtrix 2より速いです。フラッシュ用のLEDは1つ。右側にはスピーカーが搭載されています。カメラ部分が少し出っ張っています。
右側面にはボリュームボタンとPowerボタン。
左側面にはカバーつきのSIMカードスロットとマイクロSDカードスロット。RAZRでは通常サイズのSIMではなくmicroSIMが採用されています。
マイクロUSBとマイクロHDMIが上部に搭載されています。
左側面のSIM&SDカバーを開けたところ。
フロント上部には130万画素カメラが搭載されています。
RAZRにはセンサー式のタッチボタンが搭載されています。配列は既存端末と同じ。押す場所よってバイブの強さが変化するところはソフトウェア的な問題でしょうか?強かったり弱かったり(充電中は特に)。
7.7mm厚のMEDIAS N-04Cと厚さを比較してみました。カメラの出っ張り部分を除けばRAZRの方が薄いことが分かります。
こちらはGalaxy S II(写真右)と比較したところ。
RAZRには液晶ではなく有機ELがディスプレイに採用されています。解像度はGalaxy S IIより高い960×540ピクセル。液晶を採用するAtrix 2と並べてみると、有機ELだけあってコントラスト比が高く、液晶よりも画像が色鮮やかに表示されることが分かります。
次の写真は同じく有機ELを採用するGalaxy S II(写真右)と比較したところ。輝度はどちらも100%です。Galaxy S IIよりも高解像度からなのか、RAZRの方が色鮮やかに見えます。
屋外での画面の明るさを比較。左はGalaxy S II、中央はRAZR、右はAtrix 2です。輝度は100%でYahooトップページを表示して比べてみました。Atrix 2が一番明るく屋外での見易さはダントツ。RAZRとGalaxy S IIを比較するとわずかながらRAZRの方が明るいようです。
フル充電から残量15%になるまでの電池使用量の変化です。輝度はオート設定、Wi-Fi/3GはON、GPS/BTはOFFという設定。使用中、TwitterやFacebookなどをいつもどおり行いつつ、Radiko約1時間、YouTube約30分~45分、3Dゲーム約30分、WEBブラウジングはトータル1時間くらい行いました。グラフから読み取れると思いますがなるべく使うことを意識してテストした結果、8時間8分で15%となりました。バッテリーパフォーマンスは高いのではないかと思います。9時~17時は充電せずに済むのではないでしょうか(使い方によりますが)。
ベンチマークスコアです。端末システム全体のパフォーマンスを測定するQuadrantはトータルで2,467、Antutuは6,027。主にWEBブラウジング性能を測定するVellamoは817です。ちなみに、Galaxy S II(GT-I9100、I9100XXKI3、Android 2.3.5)のスコアはそれぞれ3679、5856、915です。
更新1:グラフィック性能のベンチマークアプリNenaMark1、2のテスト結果を追加しました。左からNenamark1、2です。Atrix 2よりも僅かに低いようです。Galaxy S IIについては解像度が他の端末より低いことを考慮する必要があります。
- RAZR:48.4fps、26.2fps
- Atrix 2:53.5fps、28.7fps
- Sensation:58.4fps、46.9fps
- Galaxy S II:59.9fps、46.7fps
- AQUOS Phone SH-12C:34.2fps、12.2fps
Google+ページでもMotorola RAZRの使用感等を書いています。
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