Android 4.0搭載Galaxy Nexus GT-I9250開封の儀
Galaxy Nexus GT-I9250を入手したので早速開封の儀を行います。
今回入手したGalaxy Nexusは英国版です。もちろん、SIMロックフリー。ストレージ容量は16GBで価格は£429(約52,000円)+VAT。日本から輸入したのでVATはかかりませんでした。配送業者はFedex、配送料は£34(約4,000円)。通関手数料は無し(Fedexなので後払いの可能性あり)。合計56,000円。
Galaxy NexusはGoogleの新OS「Android 4.0」のリファレンス端末であり、Android 4.0を最初に搭載して発売されるスマートフォンでもあります。日本ではNTTドコモがSC-04Dとして12月2日に発売を予定しています。Nexus端末を入手したのは昨年12月のNexus S以来約1年ぶり。(Galaxy Nexusのスペックはこちら)。NTTドコモ版ではモトヤフォントが日本語フォントとして採用されていますが、GT-I9250では採用されていません。
では早速開封していきます。商品箱はNexus One、Nexus Sと同じ白を基調としたもの。それらよりも縦に長かったです。
箱を開けてみると、ふたの内側にドロイド君を発見!Nexus Sの箱にもいましたね。
同梱品は、Galaxy Nexus本体、1,750mAhのリチウムイオンバッテリー、バックカバー、USB電源用電源変換アダプタ、マイクロUSBケーブル、ヘッドセット、取扱説明書類です。Galaxy NexusにはマイクロSDカードスロットは無いので当然マイクロSDカードは付属しません。
バックカバーは脱着可能です。カメラ上部のへこみからバリバリと剥がす感じで取り外します。
SIMは通常サイズのものを使用します。
Nexusフォンなので起動時に表示されるロゴはもちろん”Google”。Galaxy Nexusには4.65インチというスマートフォンの域を超えそうなサイズのディスプレイが搭載されていることから、片手では操作しにくいだろうなと思う方は多いと思いますが、片手でも意外と操作しやすいです。丸みを帯びたフォルム・8.89mmのスリムボディ、カーブディスプレイなどの工夫が大きさをカバーしているのではないかと思います。
Galaxy S、Nexus S、Galaxy S IIと同じで下部のスピーカー部分がもっこりしています。バックカバーには、指紋が目立たないよう凹凸の加工が施されています。感触はGalaxy S IIと大体同じ(凹凸は、Galaxy Nexusの方が粗い)。
Samsungの英国向けスマートフォンで日本語はサポートされませんが、Galaxy NexusではNexusフォンということで日本語にも標準対応しています。
ユーザインターフェースに関してはこちらの記事で紹介しています。
既存のAndroidスマートフォンには必ずある(物理 or タッチ式)操作ボタンがGalaxy Nexusにはありません。Android 4.0では、スマートフォンでもディスプレイ上に操作ボタンを表示させることが可能となっており、画面上のボタンを使って操作していきます。左から「戻る」、「ホーム」、「起動したアプリ一覧の表示」という操作を行うことができます。「検索」や「メニュー」がありませんね。でも大丈夫・・・
アプリUI下部に表示されたり(検索は虫眼鏡アイコン、メニューは3つのドットアイコン)
アプリUI上部に表示されたり、
操作ボタンの右側にメニューボタンが表示されたりします。アプリによって表示位置が変わるため、最初は不便さを感じると思います。
右端の操作ボタンをタップすると、最近起動したアプリが一覧表示されます。サムネイルには、アプリを閉じる直前のスクリーンショットが使用されるので、アプリを切り替える前に内容を確認することができます。
アプリ一覧画面です。Android 4.0でアプリはシート単位で切り替えます。アプリとウィジェットは上部のタブで切り替えることができますが、アプリ→ウィジェットとシートが繋がっているので、タブで切り替える必要はありません。また、アプリ画面から直接Androidマーケットを起動できるようになっています。
ウィジェット一覧です。左右にフリックしてシートを切り替えます。
Android 4.0では、アプリのアイコン同士を重ねることでフォルダを作成できるようになっています。
Android 4.0の「設定」画面です。内容が大幅に変更されました。詳細はこちらの記事で紹介しています。
Galaxy Nexusの端末情報画面です。OSバージョンはAndroid 4.0.1、ビルドはITL41D。”Androidバージョン”を連打すると面白いアニメーションが表示されます。
通知画面に表示される各通知と画像サイズが拡大され、さらに、通知は左右にフリックすることで個別に消去できるようになっています。
Android 4.0ではロック画面で音楽のコントロールが可能になったほか、通知画面を開くこともできるようになっています。ついでに、中央の鍵アイコンを左にスライドさせるとロックが解除されるのと同時に、カメラが起動します。
カメラUIはこんな感じ。GingerbreadのものとUIにさほど違いは見られませんが、タッチフォーカス、パノラマ撮影、動画撮影時のライブエフェクト、撮影した写真や動画の共有オプションの追加など機能は強化されています。
パノラマ写真を撮影してみました。
Android 4.0の新機能「Android Beam」を紹介します。Android Beamは近距離無線通信規格のNFCを活用したデータ転送機能で、NFCチップを搭載した端末同士を重ねると、YouTubeの動画ページやアプリのマーケットリンク、WEBページのURL、アドレス帳の各データを相手の端末にプッシュ・・・ビームできます。次の画像はGalaxy NexusでQuadrantアプリを起動した状態でNexus Sと重ねたときの様子です。「タップしてビーム」と表示されていますね。この状態で画面をタップするとNexus S上でAndroidマーケットが起動し、Quadrantアプリのページが表示されます。Android 4.0では電話帳に自分自身のプロフィールを登録できるので、名刺代わりの情報をAndroid Beamを使って交換し合う光景を今後多く目にすることになると思います。
Android 4.0の説明などは今後別の記事で紹介するとして、Galaxy Nexus本体の話に戻ります。
本体の左側面にはボリュームボタンがあります。ディスプレイが内側にカーブしていることが次の図で確認できると思います。
本体下にはマイクロUSB端子と3.5mmオーディオジャックがあります。
本体上には何もありません。
本体右に電源ボタン、中央あたりにドック接続用の端子が搭載されています。
Android 4.0の標準アプリやGoogleアプリは、端末を横向きにしても使いやすいようにスマートフォン向けUIが工夫されており、大きな画面のGalaxy Nexusはタブレットを使う感覚でも使用することができます。
Nexus Sとのサイズ比較。右側が4インチディスプレイのNexus Sです。Galaxy Nexusのほうが縦に1cmほど長かったです。
Galaxy Nexusの厚さは8.84mm、Nexus Sの厚さは10.88mm。
Nexus Sのディスプレイもカーブしていますが、Galaxy Nexusの方がなだらかですね。
4.3インチディスプレイのRAZRとのサイズ比較。RAZRよりも横は短く、縦は長いといった感じ。
RAZRの厚さは7.1mm。
4.3インチディスプレイのGalaxy S IIとのサイズ比較。縦・横どちらもGalaxy S IIより長いです。縦については0.5mmほどの差があります。
Galaxy S IIの厚さは8.49mm。厚さはほぼ同じです。
4.2インチディスプレイのXperia arcとのサイズ比較。こうして見てみると、比較的サイズの大きいXperia arcが小さく見えますね。
Xperia arcの厚さは8.7mm。ほぼ同じです。
参考までに、スマートフォンではミドルサイズとなる3.7インチディスプレイを搭載したXperia neoと比較してみました。
Xperia neoの厚さは13mm。
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