スマートフォンの気圧センサーで天候変化を予測、カナダのソフトウェア企業が世界的なセンサーネットワークの構築を進行中
カナダのソフトウェア企業 Cumulonimbusがスマートフォンに搭載されている気圧センサーを使って世界的な気圧センサーネットワークを構築するプロジェクト「PressureNET」を進めています
気圧計は読取った大気圧の数値から高度を算出したり、大気圧の変化から天候の変化を予測することに活用されています。例えば、ある地点で気圧が急激に下がると低気圧が近づいている・・・天気が崩れるかも、といった予測が可能になります。「PressureNet」は世界中のスマートフォンから現地の気圧データを収集してリアルタイムな統計情報として公開、天候の予測に役立ててもらおう試みです。同社は大学や研究機関と協力したり、現地の気象台にセンサーネットワークから得られたデータを提供することで、その生のデータを基にリアルタイムな天候予測が提供できるかもしれないとしています。
「PressureNET」のAndroidアプリがGoogle Playストアで公開されており、ユーザはGoogleマップ上にマーカー表示された場所について、時系列でグラフ化された気圧データを閲覧することができます。同社はまた、 http://pressurenet.cumulonimbus.caでもそのデータを公開しています。
気圧センサーが搭載されているスマートフォンはGalaxy Nexus、Nexus 4、Nexus 10、Galaxy S III、Galaxy Note/Note II、XOOMの7機種。アプリはAndroid 3.0以上を搭載したスマートフォン・タブレットで利用できるので、気圧センサーを搭載してない機種でも利用できます。
「PressureNET」(Google Playストア)
更新:マーケットリンクを付け忘れていました。
Source : Cumulonimbus
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