MWC 2013:NVIDIAがTegra 4iプロセッサのリファレンス端末”Phoenix”を公開
NVIDIAがMWC 2013の会場内で”Phoenix”と呼ばれるTegra 4iプロセッサのリファレンスデザインを披露していたそうです。
Tegra 4iはNVIDIA初となるアプリケーション・プロセッサとLTE対応マルチモードモデムをワンチップに統合したSoC。Cortex-A9 r4ベースの”4-plus-1”アーキテクチャーを採用したクアッドコアCPUと60コアのGeForce GPU、IceraのLTE cat 4対応のマルチモードモデム「i500」が収められていながらも、サイズはTegra 4よりもコンパクトに仕上がっています。
MWC 2013会場で披露されたPhoenixは開発向けの製品で、コンシューマー向けに販売されることはないそうです。スペックは、Android 4.2(Jelly Bean)、5インチ1,920×1,080ピクセルの液晶、Tegra 4iプロセッサ、1,300万画素カメラを搭載。筐体は厚さ8mmの薄型仕様となっています。Tegra 4iプロセッサでは、タッチ処理をTegraプロセッサがオフロードして応答性能を高める「Direct Touch」、液晶の各ピクセルの輝度と彩度を調整してバックライトの電力を低減する「PRISM 2」、カメラ技術「Chimera」が組み込まれています。
「Chimera(キメラ)」」はTegar 4ファミリーに追加された新機能で、イメージセンサーからの映像信号をNVIDIA CP エンジンを介してISP、CPU、GPUで処理することで、従来比で10倍高速なHDR処理が可能になります。これにより、HDRを適用したままでのプレビューや連写、動画やパノラマ写真の撮影も可能になります。
Source : Engadget
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