Sony Mobileはスマートフォン市場で世界第3位になることを目指す、2014年度の出荷台数目標は6,500万台
2011年にSonyの完全子会社となったSony Ericsson(現Sony Mobile)のスマートフォン市場における目標がWSJとDigiTimesの報道の中で伝えられています。
Sony Mobileのセールス&マーケティング責任者を務めるDennis van Schie氏は10月3日付公開されWSJのインタビュー記事において、Sony Mobileの当面の目標をスマートフォン市場の中で世界第3位になることだ明らかにしました。
同氏によると、この目標を達成するには売上高で全体の20%を獲得する必要があり、現在のSony Mobileのシェアは6.5%~7%とのことです。スマートフォン市場の上位2社は出荷台数から考えて、1位はSamsung、2位はAppleになります。
また、DigiTimesの9月30日の記事では、Sony Mobileの2014年通期の出荷台数目標が伝えられていました。情報元はいつものサプライチェーンメーカーの関係者とのことえすが、Sony Mobileの2013年度通期の予想出荷台数を4,200万台としており、2014年度通期は出荷台数を前年同期比55%増の6,500万台にすることを狙っているそうです。
記事で興味深い点としては、Sony MobileはMediaTek製のプロセッサを搭載した機種を来期に増やす方針であることと、2014年中にFirefox OSを搭載したスマートフォンの投入を予定していること。Sony Mobile端末の多くはQualcomm製のプロセッサを採用していますが、今年発売されたXperia CではMediaTekプロセッサを採用したほか、ODM企業が主導で開発した機種を採用しています。
こういった製品を来年も増やす方針で、これによって、台湾を拠点とするODM企業 Arima Communications、Compal Communications、FoxconnはSony Mobileからの発注が増える(各社2~4台)見込みと伝えられています。
Sony Mobileは今年2月にFirefox OSを搭載したスマートフォンの開発でスペインのTeleonicaと提携したことを発表しました。Firefox OSを搭載したスマートフォンが発売されるとすれば、まずTelefonica経由になることでしょう。
来年は今年よりも機種が増えそうな感じですね。
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