ARM、モバイル向けGPUの新モデル「Mali-T760」「Mali-T720」を発表
英ARMは現地時間10月30日、同社のモバイル向けGPU‟Maliシリーズ”の新モデル「Mali-T760」「Mali-T720」を発表しました。
発表されたMali-T760はMaliシリーズ最上位となる製品。Mali-T720はミッドレンジ向けの製品。どちらもMidgardアーキテクチャーのモバイル向けGPUで、OpenGL ES 3.0、Open CL 1.1、DirectX 11などをグラフィクスAPIサポートしています。また、両方ともTSMC 28nmHPMプロセスをターゲットにしていますが、上位のMali-T760はTSMC 14nmFFプロセスもターゲットにしています。
Mali-T760は発表済みのMali-T678の後継にあたる製品。最大16個まで拡張可能なシェーダーコアをサポートし、コア自体の性能向上によって、Exynos 5 Dualに採用されたMali-T604よりもパフォーマンスは最大400%高く、また、電力効率も最大400%向上しているそうです。
Mali-T720はARMのモバイルGPUの中でもミッドレンジとされるMali-450の後継にあたる製品。特にエントリー~ミッドレンジクラスのAndroidスマートフォン、タブレット向けSoCをターゲットにしており、Androidへの最適化も施されています。既存のMali-400と比較するとパフォーマンスは最大50%向上し、電力効率は150%向上しているそうです
ARMの発表によると、Samsung、LG、MediaTek、RockchipがMali-T700シリーズにおいて同社とライセンス契約を締結しています。
Source : ARM
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