Intel、”Medfield” SoCを搭載したAndroidスマートフォン・タブレットの試作機を公開
Intelが同社のスマートフォン・タブレット向けSoC”Medfield”(開発コード)を搭載したAndroidスマートフォンとタブレットの試作機を公開したとTechnology Reviewが報じました。上図は公開されたというスマートフォン試作機の写真。Intelの副社長であるStephen Smith氏は、2012年上半期中には”Medfield”を搭載した製品が発表されるだろうと話したそうです。
Google、将来のAndroidバージョンすべてにおいてIntelプロセッサにも最適化すると発表
現在のAndroidはARM系のCPUに最適化されていますが、今後発表されるすべてのバージョンのAndroidはIntelのプロセッサーにも最適化するとGoogleのAndy Rubin氏がIntelのデベロッパーフォーラム(IDF2011)で発表しました。最適化の対象はこの時点では低電力消費のAtomとされています。
IntelのAtom”Oak Trail”を搭載したHoneycombタブレットがComputex Taipei 2011で展示中(動画あり)
今月4日まで台湾で開催されるComputex Taipei 2011にいおて、Intelの”Oak Trail”Atomを搭載したHoneycombタブレットが複数展示されているらしく、そのデモ動画も公開されていました。
Acer、Intelの新Atom”Oak Trail”を搭載したHoneycombタブレットを7月に発売か
台湾DigiTimesが部品メーカーの噂として伝えているところによると、AcerはIntelのAtom”Oak Trail”を搭載するHoneycombタブレットを7月に発売する計画だという。
IntelはAndroid2.2ベースのx86対応版Androidを開発中、夏以降リリース
APCの記事によると、Intelは現在Android2.2(Froyo)をベースに、Intel x86アーキテクチャを採用したCPUに最適化された「Android x86」を、この夏のリリースに向けて準備中とのことです。
Androidスマートフォンにも「インテル入ってる?」、IntelがAtomベースのスマートフォンでAndroidを動かす
いろんなところで話題となっていましたが、どうやらIntelがAtomベースのスマートフォン上でAndroidを動作させているようです。
これまでにも、x86で動作することができるAndroidのプロジェクトは存在して、私も手持ちのネットブックにそれを入れて遊んでいたのですが、それらはIntelと関係の無いところで行われていたプロジェクトだったのです。
しかし、今回のニュースは、Intelが公式にAtomプラットフォームでAndroidを動作させ、今後IntelがAndroidをターゲットにビジネス展開していくと言うことに対して含みを持たせる発表をしたことが大きな違いのようです。
もともとAndroidは、Intelの手がけるデスクトップ、ノートブック、サーバなどのCPUでは無く、その当時モバイルプラットフォームの98%の端末で動作していたARMに最適化されて作られたものだそうです。
しかし、IntelのテストではデュアルARM Cortex-A9よりも性能が良いらしいですよ。
近い将来、Androidスマートフォンに「Atom Inside」なんていうエンブレムシールが貼られたりするかも知れませんね。