Androidでも操縦できるParrotの小型ドローン「Airborne Cargo Drone Travis」を使ってみた

投稿日時 12月 29th, 2015 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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Parrot(パロット)が今秋発売した小型クワッドコプター / ドローン「Airborne Cargo Drone Travis」を興味本位で購入してみました。

ドローンといえば、今年に入ってたびたび伝えられるニュースなどで目にするほか、つい最近では航空法の改正によって使用にあたり一定の規制がかけられるなど何かと話題となっています。

今回入手した「Airborne Cargo Drone Travis」はドローンでは大手の仏 Parrot 製で、一般的なドローンよりも小型かつ軽量。さらに、価格も 14,000 円前後とリーズナブルで、私のような初めてドローンを購入する方にとっては最適なモデルだと言えます。

Airborne Cargo Drone Travis は Bluetooth 経由でスマートフォンから操作するタイプのドローンなので、専用のリモコンやプロポなどは不要です。スマートフォンの画面がプロポ代わりになるので、ドローン本体を管理すれば良いという内容です。

パッケージングは S サイズのピザ箱みたいです。中には、Airborne Cargo Drone Travis 本体、バッテリー、USB ケーブル、フィギュアが入っていました。また、着脱可能なプロペラガードは予め Airborne Cargo Drone Travis に取り付けられていました。

Airborne Cargo Drone Travis は昆虫のような外観のボディに、黒のプロペラが 4 つ付いたシンプルな構成です。カラーリングは見やすいようにイエローを選びました。

本体の上にはレゴブロック用のアタッチメントが備えられており、同梱のフィギュアやレゴブロックを固定できるので、見た目をカスタマイズできます。

裏には高さを計測するための超音波センサーと空撮もできる速度計測用のカメラがあります。センサー類だと、このほか、3 軸ジャイロスコープと 3 軸加速度計センサー、圧力センサーを搭載。機体が空中に投げられるとモーターが自動で起動してホバリングする機能や 4 種類のフリップ(アクロバット飛行)が可能です。

後方にはバッテリースロットがあり、同梱の 550mAh バッテリーを装着します。

550mhA と聞くと多いようにも感じますが、フライト時間はプロペラガード無しの場合 9 分前後、プロペラガード有りの場合は 7 分前後と、普通のラジコンよりも短いので、屋外の広い場所で存分に遊ぶにはスペア数個か、再充電するためのモバイルバッテリーが必要になると思います。

Airborne Cargo Drone Travis はバッテリーを入れて充電するだけで使用を開始できます。後は、スマートフォンに専用アプリ「FreeFlight 3」をインストールするだけ。

充電が完了すると、FreeFlight 3 アプリでペアリングします。今回は Nexus 6P にアプリをインストールして使ってみましたが、Bluetooth Smart(v4.x / BLE)に対応している機種でればアプリは利用できます。

Airborne Cargo Drone Travis の操縦は、FreeFlight 3 アプリのスライドメニューの機種名をタップし、Bluetooth のペアリング、あるいは接続を行うと表示されるリモコン画面で行います。

リモコンには、ジョイスティック、ノーマル、エキスパートの 3 タイプがありますが、今回はデフォルト設定のノーマルで話を進めます、

ノーマルモードのリモコン画面では、左側に上昇・下降と左右へのターン、右側に前後左右の移動、下部中央(緑ボタン)で離着陸を行います。ボタンには他にも、設定メニュー、水平のキャリブレーション、アクロバティック飛行、放り投げ離陸、カメラ撮影のボタンもあります。

Airborne Cargo Drone Travis の操縦の第一歩は離陸です。離陸させるには緑ボタンをタップします。すると、Airborne Cargo Drone Travis のモーターが回転し、浮上。1m の高さでホバリングします。私がドローンを使うのは今回が初めてだったので、ホバリングの時点で感動しました。しかも、室内だと風がないのでホバリングは安定しています。屋外では風の影響を受けるので、ホバリングは不安定です。多くの場合は離陸直後に移動するので、まずは屋内で操縦を覚えてから外に出ることをおすすめします。

ノーマルモードではドローンの高さや向きを変更したり、前後左右に移動できます。移動するには画面右側をタップしたままスマートフォンの向きを変更します。すると、向きに合わせてドローンが移動します。動きは意外と機敏ですが、設定で各種速度を変更できます。初めのうちはあまりにも機敏な動きにびっくりするかもしれませんが、少し使うと慣れます。

Airborne Cargo Drone Travis では本体下部のカメラで空撮も可能です(画質や画角は良いとは言えない)。スマートフォンのリモコン右絵に表示されるカメラアイコンをタップすると VGA サイズの静止画が撮影されます。動画の撮影はできません。

FreeFlight 3 アプリには「ジョイスティック」モードの場合にスマートフォンのカメラを用いて 20 秒ほどの動画を撮影することができます。自分のフライトを記録するときに使ってみてください。