$129のAndroid Wearスマートウォッチ「ASUS ZenWatch 2(WI501Q)」開封の儀&ファーストインプレッション
海外で 10 月に発売された ASUS の新型 Android Wear スマートウォッチ「ZenWatch 2(WI501Q)」を入手したので早速開封の儀を執り行います。
ZenWatch 2 は、ステンレスメタルの高級感あふれる本体とカーブした 2.5D ディスプレイで他の製品と一線を画した ZenWatch の後継モデルです。ZenWatch 2 には 1.6 インチモデルと 1.4 インチモデルが用意されていますが、今回紹介するのは 1.6 インチモデルです。
ZenWatch 2 の基本的な部分は ZenWatch からほとんど変わっていませんが、本体上のボタンが埋込み型から竜頭型に変わり押しやすくなったほか、付属のリストバンドの素材がナイロン質感のものに変更され、ピンバックル方式に変わりました。
また、Wi-Fi を公式にサポートしているので、スマートフォンが無くても通知を受信したり、Google Now や一部のアプリを利用できます。
それでは開封していきましょう。
同梱品は、ZenWatch 2 本体、充電ケーブル、取説などの書類のみ。
前作では充電のために専用のアダプタが必要でしたが、ZenWatch 2 では付属の USB ケーブルの先端が充電用の POGO ピンに変わり、アダプタ不要で充電できるようになっています。マグネット付きなので接続性も良好です。
本体の外観は ZenWatch からほとんど変わっていませんが、比較した写真でもわかるように、ZenWatch 2 の方が少し小さいです。
前作のリストバンドはレザータイプでしたが、今回の ZenWatch 2 にはナイロンっぽい質感でシリコンよりも硬質なプラスチック系の素材が使用されています。22mm バンドに対応しているので、例えば、ZenWatch のリストバンドを ZenWatch 2 を取り付けることも可能です(実際にやってみました)。
ZenWatch 2 の基本スペックは 1.6 インチ 320 × 320 ピクセルの 有機 EL ディスプレイ(ゴリラガラス 3)、Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコアプロセッサ、512MB RAM、4GB ROM、Wi-Fi b/g/n、Bluetooth v4.0、9 軸センサー(加速度 / ジャイロ / コンパス)、400mAh バッテリーを搭載しています、OS は Android 5.1.1 ベースの Android Wear です。
ZenWatch 2 にライトセンサーや気圧センサー、心拍センサー、GPS など、他の Android Wear に搭載されている機能はありません。これだけを聞くとがっかり仕様のように思えますが、このシンプルさが $129 という安さにつながり、私のように通知の閲覧や LINE・Facebook メッセンジャーのメッセージ確認をメインでする用途なら、なんら問題ありません。
デザインについても、今流行り円型スマートウォッチは機種によってはホームセンターで売っているちゃちなものに思えますが、ZenWatch 2 の類を見ない独特な形状は高級品のようにさえ思えてきます。
前作と ZenWatch 2 の機能の違いは、大雑把に言えば、Wi-Fi が利用できるかどうかです。Android Wear は Bluetooth でスマートフォンとペアリングして利用するのが基本なので、Wi-Fi を利用しなければ違いは無いともいえます。
ディスプレイは有機 EL なので、LCD モデルよりも表示は鮮やかです。しかし、ライトセンサーはないので自動輝度調節は行われません。
ZenWatch 2 の最大の進化ポイントは個人的にはバッテリーの持ちが改善されたところだと思います。画面の常時点灯を OFF、輝度をレベル「3」という設定内容で使っていたのですが、一日のバッテリーの減りは 30 〜 40% でした。
つまり、2.5 日 〜 3 日は充電せずに使用できることになります。バッテリーの消費量は設定内容や操作している時間によって変わるので、すべてにおいて 2 日持つとは断言できませんが、これまでに使用した Android Wear(G Watch、Moto 360、ZenWatch、LG Watch Urbane、SmartWatch 3)の中では一番長持ちでした。
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