Galaxy SにAndroid2.2ファーム「I9000XXJPK」を導入、root化、プチフリ対策手順
昨日、SamFirmware.comにて公開された国際版Galaxy S(GT-I9000)向けのAndroid2.2ファームウェアの最新版「I9000XXJPK」が公開されました。その導入手順、root化、プチフリ対策手順をまとめておきたいと思います。基本的には先日紹介した「I9000XXJPC」ファームウェアとほぼ同じです。
今回のファームウェアでは、803、512どちらのPITファイルでも動作報告が出ていますが、803PITを使った場合、プチフリ対策時に問題が起こることもあるそうなので512PITを使う方が良いかと思います。私は512PITを使い、結果的にプチフリ対策まで完了できました。
I9000XXJPKのファームウェア焼き
1.ファームウェアはこちらダウンロードできます。またはXDAのスレッド[HOWTO] Froyo xxJPK (Odin), Root, Lagfix, Recovery 2eからでもダウンロードできます。
2.ファイルを解凍し、Odin3を起動。PITファイルは512を指定、PDAに「I9000XXJPK-REV03-PDA-low-CL584433.tar.md5」を、MODEMに「MODEM_I9000XXJPK.tar.md5」と、CSCに「GT-I9000-CSC-MULTI-OXAJPK.tar.md5」指定します。
3.Galaxy Sのバッテリー、SIMカード、マイクロSDをはずし、バッテリーだけを戻す。そしてボリュームダウン+ホームを押しながら電源ボタンを押し続けてダウンロードモードに。
4.Odin3でファームウェア焼き開始
5.ファームウェアを焼き終わった後、Galaxy Sがリブートします。リブート時にいつまでたってもホームスクリーンが表示されないと思うのでバッテリーを抜いて電源を切る。
6.ボリュームアップ+ホームを押しながら電源ボタンを押し続けてリカバリモードで起動。
7.ファクトリーリセットを行う。内蔵SDカードの中身は消えませんのでご心配なく。ファクトリーリセットごリブートすればちゃんと起動するはずです。
I9000XXJPKのroot化
いつものroot化とは異なり、上記XDAのスレッドに掲載されている手順でroot化します。こちらからroot化に必要なファイルをダウンロードできます
1.ダウンロードしたファイル「JPK_Root___Busybox_1.17.1___2e」を解凍し、その中に含まれる「update.zip」を内蔵メモリにコピー。「/sdcard」ですね。
2.ダウンロードしたファイルに付属しているOdin3を起動し、PDAに「i9000_Kernel.tar」をセット。PITファイルは不要。このとき、Odin3メニューの「Auto Reboot」のチェックをはずすことをお忘れなく。
3.Galaxy Sのバッテリー、SIMカード、マイクロSDをはずし、バッテリーだけを戻す。そしてボリュームダウン+ホームを押しながら電源ボタンを押し続けてダウンロードモードに。
4.Odin3でカーネルを焼き焼き。カーネルを焼き終えても自動的にはリブートしません。バッテリーを抜いてまた戻します。
5.ボリュームアップ+ホームを押しながら電源ボタンを押し続けてリカバリモードで起動。
6.「update.zip」を焼き焼き。その後バッテリーを抜いて電源を切る。
7.バッテリーを戻し、ボリュームダウン+ホームを押しながら電源ボタンを押し続けてダウンロードモードに。
8.Odin3を再度起動。PDAに「I9000XXJPK_KERNEL.tar」を指定。先ほど外した「Auto Reboot」にはチェックを入れること。
9.Galaxy SとPCを接続し、Odin3でカーネル焼き焼き開始。リブート後rooted!
この状態でQuadrant ベンチマークを取得しました。スコアは994です。以前のJPHよりも若干下がりましたが誤差の範囲でしょう。
このバージョンのファームうウェアについて、XDAのフォーラムでは”プチフリ対策は不要だ”とか、”GPSの問題は500%動く”とか結構高い評価を受けているようです。確かにGPSの件は前回のJPHの時と同様に現在位置をわずかな時間で測位できるようになっておりGPSに関して特に問題があるとは感じなくなりました。しかし、プチフリは健在です。やはり起きます。程度はそれほど変わりありません。
プチフリ対策(ラグフィックス)の実施
Androidマーケットに公開されているプチフリ対策アプリ「TyanZa’s One Click Lag Fix」のバージョンが現時点では古いものなので、下記のリンクから最新の2.1.2をダウンロードします。
1.ダウンロードしたアプリをGalaxy Sにインストールして起動。Superuser.apkが反応するので許可を与える。
2.起動時は次のような画面が表示されます。「Install EXT2 Tools」をタップしてプチフリ対策に必要なツールをインストール。
3.「One Click Lag Fix V1+」をタップしてプチフリ対策開始。作成するイメージファイルのサイズは500MB以上であればOKでしょう。
4.処理が終わるとGalaxy Sが自動的にリブートします。以上で完了です。
プチフリ対策後のベンチマークテスト結果です。スコアは1824、まあこんなもんでしょ。
やはり国際版Galaxy S(GT-I9000)を快適に使うにはプチフリ対策が必要ですね。
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