Galaxy Sのプチフリ対策(One Click Lag Fix 2.0)
今回はWindows PC上でバッチファイルを実行するだけで簡単にGalaxy Sのプチフリ対策が出来る”One Click Lag Fix 2.0”を使った手順を紹介します。数日前にバージョン1が登場してからいくつか問題を修正して新しくなって戻ってきたようです。
低速だと言われるGalaxy Sの内蔵SDメモリは(私のGalaxy Sは8GBモデル)、/dataに1.9GB、/sdcardに5.8GBに分割して割り当てられています。今回の対策は、/dataに1.7GBの秋のファイルを作成し、それをext2でフォーマット後、ループバックデバイスとして/data/data、/data/system、/data/dalvik-cache、/data/appにマウントし、既存のアプリキャッシュなどを移動させて、書込みはバッファに対して行うことで高速動作させようというもの(合ってるかな?ま、いっか)。
ループバックデバイスはext2でマウントされるため、起動時には毎回fsckをかけて壊れていないかのチェックが走るのですが、いきなり端末の電源を落としたりしなければファイルの破損は無いだろうということで画期的で簡単な対策法として以前紹介したNAND(/dbdata)、マイクロSDの場合よりも愛されています。
今回の対策は、Android2.1環境であればどのファームウェアでも動作するらしいのですが、Android2.2のファームウェアでは動作しないとのこと。
前提条件
- root化されたGalaxy Sであること。root化手順はこちら。
- 他のプチフリ(ラグ)対策は施されていないこと。
準備するもの
- One Click Lag Fix 2.0をこちらからダウンロード
プチフリ対策の実行
1.PCtoGalaxy Sを接続。
2.ダウンロードしたzipファイルを解凍。「RyanZAEXT2LagFix BETA 2」の中の「lagfixme.bat」をダブルクリック
3.7、8分待ちます。実行中いくつかエラーを吐いたりしますが、バッチファイルにチェック機能があるため、初回はそれが元でエラーになっていることがほとんどらしいので気にしなくて良いと思います。1.7GBのファイルを低速な内蔵SDメモリに作成するのでそれなりに時間がかかりますが気長に待ちましょう。
4.Galaxy Sが自動的にリブートします。これで終わり。
なお、このプチフリ対策は、同じフォルダにある”unlagfixme.bat”を実行するだけで元に戻せるようになっています。
今回のプチフリ対策後のQuadrantベンチマーク結果です。ファームウェアやカーネルは、以前紹介したプチフリ対策の環境と変わらないので、今回の対策でどれだけ効果があったのかすぐにわかると思います。スコアは2085です。
関連記事
週間ランキング
None Found