Qualcomm、Snapdragon 810の出荷スケジュールは “予定通り” 2015年上半期中
2015 年のハイエンドモデルで広く採用される見込みの Qualcomm の新モバイルプロセッサ「Snapdragon 810」が、一部で出荷が遅れると伝えられている件で、同社の広報担当者が出荷スケジュールに変更がないことを英国の WEB サイト TechRadar に寄せた声明で明らかにしました。
Snapdragon 810 は、ARM の Cortex-A57 と Cortex-A53 を組み合わせた 64bit 対応のオクタコアプロセッサで、出荷スケジュールは同社の発表では、「 2014 年後半にサンプル出荷を開始し、搭載製品は 2015 年上半期に発売される見込み」とされてきました。
しかし、韓国メディアが先日報じたところによると、特定の電圧下でチップ全体が高温になるほか、RAM コントローラーとアプリケーションプロセッサをコネクタで性能低下が発生し、さらに、Adreno 430 GPU のドライバの動作でエラーが発生するなどの問題が発生し、このチップを採用するスマートフォンの出荷が遅れると伝えられていました。
それでも、Qualcommが同サイトに寄せた声明では、現在でも Snapdragon 810 の出荷スケジュールは “予定通り” 2015 年上半期中とされています。伝えられた問題が正確ではない、問題を抱えつつも(解決のめどが立っており)計画に変更はないということなのでしょう。
Qualcomm は本日発表した Snapdragon 810 の新機能「DASH」のリリース文でも Snapdragon 810 の出荷時期を 2015 年上半期中としています。
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