MediaTek、業界初のGoogle Cast for Audio をサポートしたオーディオ機器向けのSoC 「MT8507」を発表
台湾の MediaTek が Google Cast for Audio をサポートしたオーディオ機器向けの SoC 「MT8507」を業界初の製品として発表しました。
MT8507 は、CPU や RAM、オーディオプロセッサ、各種 I/O インタフェースを内蔵したオーディオ機器向けの半導体で、同社によると、既に量産中とのことです。
Google Cast for Audio は、Chromecast や Nexus Player、ADT-1 が対応しているストリーミング機能「Google Cast」のオーディオ版で、CES 2015 では、LG や Sony などのメーカーから今年中に対応製品が発売されると発表されました。
MT8507 を採用すれば容易に Google Cast for Audio に対応したオーディオ機器を開発できるというわけです。
- ARM Cortex-A7 CPU、L2 キャッシュ、FPU 搭載
- サンプリング周波数 192KHz のPCM、FLAC、DSD、APE フォーマットのオーディオ再生に対応
- Dolby TrueHD、DTS Digital サラウンドによるデコード対応
- 16bit シングルチャンネル DDR3 SDRAM 512MB 内蔵
- SPDIF I/O、7.1ch I2S 出力対応
- ARC をサポートした HDMI リピーター内蔵
- USB 2.0、SD カード、MHL をサポート
- 10/100Mbps のイーサネットをサポート、WoL(Wake On LAN)をサポート
完全にオーディオ向けのチップです。WoL をサポートしているので、アプリからスピーカーを起動することもできそうです(LANケーブル付の場合)。
Source : MediaTek
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