Android Tips : Chromeの機能を使ってPWA対応サイトをアプリアイコン化、けっこう実用的です
Android 用 Chrome ブラウザは最近リリースされた v57 の安定版で WEB ページをアプリのように利用することのできる枠組み「PWA(Progressive Web App)」への対応を強化し、既に実用的なものとなっています。Android スマートフォンでの WEB ページ利用は単に閲覧するだけだったと思いますが、PWA 対応サイトをホーム画面に貼り付けておくと、各 WEB サイトが提供しているサービスをネイティブアプリのように利用できます。
PWA 対応サイトはまだまだ少なく、ほとんど見つかりませんが、例えば、天気予報サービスを提供している「The Weather Channnel」や APK ファイルをダウンロードできる「APK Mirro」は PWA に対応しており、アプリのように使用することができます。Chrome としてアプリとしてのインストールには未対応なので、現状では WEB ページをアプリっぽく利用することに留まります。
設定の方法は対応ページを Chrome で開き、「ホーム画面に追加」から WEB サイトをスマートフォンのホーム画面に貼り付けます。Favicon がショートカット用のアイコンとして表示され、それをタップすると WEB ページが開きます。
PWA 対応サイトでは、WEB ページを読み込む際にスプラッシュスクリーンが表示され、ページのロードにかかる体感的な待ち時間を無くします。
そして、WEB ページのコンテンツはフルスクリーンモードで表示され、アドレスバーは表示されません。Android のマルチタスク画面には Chrome の名前ではなく、WEB サイト名が表示されるので、アプリとして認識し、管理が容易になります。
こうした WEB ページのアプリ化が役立つことの一つは WebVR を活用して WEB ブラウザ向けに VR コンテンツを配信しているサイトです。
ホーム画面のショートカットをタップすると、ダイレクトに VR コンテンツにアクセスでき、しかも、表示はフルスクリーンなので、ネイティブアプリと遜色ない形で使用することができます。
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