Google、Pixel Visual Coreの開発でIntelと提携
Google は Pixel 2 シリーズに自社設計のカスタム SoC「Pixel Visual COれ」を搭載しましたが、これの開発で半導体大手の Intel と提携していたことが明らかになりました。
CNBC は、iFixit で公開された Pixel 2 の分解レポートの中で、Pixel Visual Core が Intel チップと同様に、「SR3」で始まる型番を持つことに気づき、Google に質問したところ、Google の広報担当者が Intel との提携を認めたということです。
Pixel Visual Core とは、シングルの Cortex A53 コア、DDR4 RAM、PCIe インタフェースを持つ 8 つの画像処理ユニット(IPU)で構成された SoC で、画像処理タスクと AI アプリのタスクを高速かつ低消費電力で実行できるとされており、Pixel 2 シリーズでは重要なコンポーネントとなっています。実際には Android 8.1 Oreo で有効になる見込みで、当初は HDR+ の画像処理を高速化するために使用されます。
Intel は既にスマートフォンやタブレット向けの SoC ビジネスから撤退状態にあると見えますが、実際には Google と提携するなど、モバイル市場への関与はまだ続けている模様です。Intel は今回の Pixel Visual Core だけではなく、Google Clips に搭載された Movidius Myriad 2 Vision Processing Unit(VPU)の開発にも関与しており、Google との提携は今後も続くと見られます。
注目されるのは、いくつかの半導体メーカーの中でも Intel を選択している点です。Qualcomm や NVIDIA も AI への取り組みに積極的なのに Intel を選択したのは理由があるはず。
Source : CNBC
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