NTTドコモなど、スカイツリーから浅草までの28GHz帯による5G通信に成功
NTT ドコモ、Huawei、東武鉄道は 12 月 7 日、東京スカイツリーから浅草へ 28GHz 帯の電波を用いた 5G 通信の長距離伝送実験を行い無事に成功したと発表しました。
2020 年までに 5G の実用化を目指す NTT ドコモは、今回、スカイツリーの展望デッキから 1km 離れた浅草駅まで、5G の中でも有効とされている 28GHz 帯の電波を、マルチアンテナで特定の方向にビームを絞る「Massive MIMO」を活用して電波を送信し、浅草駅に設置された受信機でデータを高速に受信できることを確認しました。
一般的に、電波の強度は周波数の 2 乗の割合で減衰していくため、このような高周波数帯は携帯用の電波としては不向きとされてきましたが、今回のテストでは特定の方向にビームを絞る仕組みを導入するなどして、1km も離れた駅ビルの屋上でも最大 4.52Gbps、上り最大 1.55bps という 5G 要件の一つである「ギガビットクラス」を余裕でクリアしています。
なお、今回の実験内容は 12 月 8 日 ~ 10 日に東京ソラマチ 5 階 スペース634 で開催中の「docomo 5G Trial Site」で見ることができます。また 12 月 10 日には開催されるクリスマスラブソングライブの様子を浅草駅ビル屋外のビジョンに中継するデモも行われます。
Soure : NTT ドコモ
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