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GoPro がアクションカメラの新作「GoPro Hero 7 Black / White / Silver」を発表しました。

Hero 7 シリーズには、Black、Silver、White の 3 モデルが用意されていますが、Hero 6 Black の直接的な後継モデルは Black で、Silver と　White は Black よりも小型で、前面のステータス液晶もも無く、また Black に追加された代表的な新機能は殆どサポートしていません。グレード的には Black → Silver → White という順に下がり、価格も安くなっていきます。

Hero 6 Black と比較して、Hero 7 Black のデザインやハードウェアスペックに大幅な変更は見られませんが、ビデオ安定化機能が進化してジンバル固定並みの安定感を提供するようになりました。これは「HyperSmooth ビデオ」と呼ばれており、Silver と White にもビデオ安定化機能は備わっているものの、HyperSmooth よりも性能は一段低いものとなっています。

また、Hero 7 Black では「スーパーフォト」と呼ばれる自動的に写真の画質を向上させる仕組みが導入されており、これも Silver と White にはありません。

Hero 7 Black だけの新機能は他にも、「タイムワープ」と呼ばれる撮影中でもビデオ安定化機能を効かせたタイムラプス動画の撮影機能、ライブストリーミング機能（GoPro アプリ経由）も追加されており、さらに、前作よりも鹿苑寺のノイズが低減するなど主に性能面での変更が目立ちます。個人的には全体的に改良されているので、Hero 6 Black から乗り換えても満足度は高いのではないかと思います。特に GoPro のヘヴィーユーザーならその違いは容易に体感するレベルでしょう。

ちなみに、スペックシートによると Hero 7 Black と Hero 6 Black の寸法は同じでしたので、フレームはやハウジングは流用できるでしょう。

新機能の中で注目なのは「タイムワープ」でしょうか。ハイパーラプス動画（移動しながらのタイムラプス）を撮影する場合、手持ちやオンボードカメラとして使うと動画の仕上がりはブレブレでとても見れたものではありません。この問題を解消してくれるのが「タイムワープ」です。撮影中でもビデオ安定化機能が働き、GoPro が公開したデモビデオを見た感じだと、仕上がりはまるでジンバルやドローンを使って作ったハイパーラプス動画のようでした。たぶん今まであんまりタイムラプス機能を使わなかった人でも Hero 7 Black で使いたくなるかもしれません。

機能は上記の他にも、動画は最大 4K@60fps、写真は 1,200 万画素、スローモーション動画は最大 8 倍（最大 1080p@240fps）、HDR 写真、音声コントロール、QuickCapture、Wi-Fi と Bluetooth などに対応しています。この部分は Hero 6 Black と同じみたいですね。

Hero 7 Silver について、動画は最大 4K@30fps、写真は 1,000 万画素、スローモーションは最大 2 倍、写真の HDR 合成はできず　WDR 対応。HyperSmooth や ライブストリーミングには対応していません。できるだけ安くても 4K 動画は外せない方はこちらですかね。

Hero 7 White について、動画は最大 1080p@60fps、写真は 1,000 万画素、スローモーションは 2 倍で、GPS や HDR・WDR、HyperSmooth ビデオ、ライブストリーミングには対応していません。機能やスペックはどうでもいいから、とりあえず安い GoPro が欲しい、という方はこちらですかね。

Silver と White はダイビングや水中撮影用のアクションカメラをお探しの方にちょうど良いかもしれません。

また、Silver も White も、Black のように音声コントロールや Wi-Fi・Bluetooth、スマートフォンとの連携機能（ライブストリーミングは除く）、タッチパネル、水深 10m 防水には対応しています。

ちなみに、GPS はオンボードカメラとして使用した動画のスピード表示にも使用されているので、動画にスピードを表示したい方は GPS 付きのモデルを選ぶべきです。

価格は、Black が 49,800 円 + 税、Silver が 37,800 円 + 税、White が 27,800 円です。発売は 10 月初旬となっています。

Source : GoPro