天草市、全国で初めてHOYA MW10 HiKARIを購入補助の対象に
現在私はライフワークとして HOYA から発売中の暗所視支援メガネ「HOYA MW10 HiKARI」に関する情報発信に取り組んでいます。MW10 は夜盲症の方のための福祉用具なので、当ブログの読者さんの多くはあまり興味を持ってないと思いますが・・・、最近とても嬉しいニュースが飛び込んできたので共有したいと思います。
それは、熊本県の天草市が MW10 を「日常生活用具」の給付事業に加える決定を下し、7 月上旬には日常生活用具として購入できるようになる見通しです。
暗所視支援メガネ MW10 のメーカー希望小売価格は 395,000 円 + 税なので、日常生活用具となればその 1 割負担、つまり 39,500 円 + 税で購入できることになります。
MW10 の値段については、高い高いと散々叩かれていますが、これでようやく値段で叩かれることが減り、本気で購入を検討できるようになりました。
ただ、今回の「日常生活用具」というのは天草市が独自に実施している福祉支援事業です。国が認定し全国一律で補助の対象となる「補装具」とは違い、補助の対象はあくまでも天草市民のみとなります。
国や自治体において MW10 を補助の対象にしようとする動きについての情報はあまり表に出てきませんが、現在 HOYA は国をはじめ、都道府県や市区町村の各自治体に MW10 を補助の対象にするよう要望を出し交渉を続けています。その要望に対してどの自治体よりも早く応えてくれたのが天草市となります。
天草市においては、市長の判断で MW10 が補助対象となりました。夜盲症を抱える方の通学や通勤を補助する就労支援の側面だけでなく、先の熊本地震の経験から、MW10 が災害発生時の避難等にも活用できる側面も見込んで補助の対象となったわけです。
Source : 天草市市議会だより(PDF です)
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